北欧漁師服ばりの打ち込みなのに……ふわトロ〜♡なニットカーディガン
名門ニッターとの二人三脚!
荒波にもまれる北欧漁師たちが防寒服として古くから愛するフィッシャーマンセーター。あのギッチギチに度詰めされたニットを上質なメリノウールで編み立てれば、ハリも軽さも柔らかさも全部入りしたニットが作れるのでは? そんな発想のもと同社が国内屈指の実力派ニッター、奥山メリヤスに製作を依頼したのがコチラ。
度詰めのミドルゲージニットを一着分編み上げるためには通常でも約3時間かかるところ、今作はなんと5時間以上もかけて限界まで度詰め! おかげで半端ないコシを生み出しながら、目論見通り軽くて驚くほどふわトロな仕上がりに♪
緩〜く羽織ったときのドレープも品あり
しかも度を詰めてる分、美しい編み目がハッキリ表れてるから、大人の装いに相応しいエレガンスもたたえられてるってわけ。これだけ真摯にニットに向き合うなんて日本のニッターは偉い!
Graphpaper[グラフペーパー:山形]
ハイデンシティー カーディガン
メリノウールは繊維質が長く、細くてキレイな糸を紡ぐことが可能。その上質糸を5時間以上もの時間をかけて編み立てたニットは雄々しいのに柔らか。機械を一日中フル稼働させても数着しか作れないことを考えればリーズナブルでしょ。4万円。(グラフペーパー)



※表示価格は税抜き
[ビギン2019年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。