特集・連載
産地で選ぶ? 素材で選ぶ? NEXT今治タオルを探せ!
ネクストA級スタンダードモノ対決 ビギンはどこよりも「定番」を愛でると自負していますが、深くリスペクトし理解に努めている分、同ジャンルのNEXT定番にも目を光らせているんです。トロリーバッグにマウンテンブーツ、マウンテンパーカ、日用品まで、次の定番モノを徹底比較します。 この記事は特集・連載「ネクストA級スタンダードモノ対決」#04です。
パイル地のタオルを選ぶときに気になるのが、今治産の生地かどうか。でもね、左の泉州はその今治よりも長い歴史を持つNEXT定番候補。右は医療用脱脂綿の産地として知られる、福岡県うきは市産のガーゼタオル。日用品こそリッチなものに触れたいですからね。
日本最古のタオル産地泉州の最高峰
comfort associates[コンフォート・アソシエイツ]
バスタオル/フェイスタオル
世界3大コットンに数えられるエジプト超長綿を、日本のタオル産業の発祥である大阪は泉州(現在の泉佐野市あたり)で織り上げたタオル。高級ホテルにも納入され、驚異の吸水性を持つ。W70×H145cm。3704円。W33×H90cm。926円。(コンフォート・アソシエイツ)
使い込むほどふくらむ、うきは産のガーゼタオル
YARN HOME[ヤーンホーム]
うきはバスタオル
医療用脱脂綿とガーゼをキルティングにした、パシーマと呼ばれる生地のタオル。仕上げ剤や蛍光増白剤、糊材などを使用しておらず、赤ちゃんのおくるみにも安心して使えるキルトだ。じつはエイジングするのが特徴で……。W60×H120cm。各5400円。(ヤーンホーム)
極上フワフワ対決


コンフォート・アソシエイツの泉州タオルは、エジプシャンコットンによる滑らかさも◎。ヤーンホームのパシーマ生地は、新品時(右)はそれなりだけど洗うたびにふっくらと育つ(左)。最初から派か、育てる派か、好みで選ぼう。
産地対決


ヤーンの産地、福岡県うきは市は豊かな水源に恵まれており、繊維製品などの産業が盛ん。コンフォート・アソシエイツの泉州は明治時代に国内初のパイル生地タオルを生産したとされる由緒正しき地。
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。