特集・連載
艶やかなコードバンも最高なんだけど、黒カーフの飾らなさが今はむしろ心地いい。
結局得する新・一点豪華主義 「え!? これがこの値段?」。ここ数年、安くていいモノが本当に増えました。一方で、それに慣れてきて無意識に“安いこと”が買い物の条件になっていませんか? そこでオススメしたい選びのポイントが一点豪華主義。多少値が張ろうが張るまいが「これはイイ!」と思える今の時代の“新しいリッチ”をお届けします! この記事は特集・連載「結局得する新・一点豪華主義」#10です。
ベーシック顔にしてどこか普通じゃない!!
オールデンと聞けばホーウィンのシェルコードバンがセットで思い浮かぶ、そんな蜜月関係にある両者ですが、「最近はカーフのローファーが気分で、スタッフもみんな履いています」。と証言するのは、ビームス プラスきってのオールデンラバー丹羽 望さん。
その魅力は、「スーツに合わせればいい具合に抜け感が出せますし、カジュアルに合わせればさらりと格上げできる。ケアも容易で気負った感じがないから、使い勝手がイイんですよ」。とのこと。そう、お洒落のプロは、スラウチ名品としてカーフのオールデンを愛用していたのです!!
ちなみにカーフ版も、モカステッチは極めて優れた技術が必要なハンドスキンステッチ。ここを縫える職人はほんの数名だけ。だからこその普通じゃないオーラは健在です。10万円以下でも、やっぱオールデンはオールデンですね♡
スキンステッチの美しさにしみじみ酔いしれる
ALDEN[オールデン]
99267 ブラックカーフペニーローファー
波打つようなモカのスキンステッチが美しい、カーフ製のローファー。コードバンの妖艶な佇まいこそないが、その静かなオーラを湛える表情は玄人ウケ抜群だ。なおこちらはヴァンラストがベース。ローファー9万7000円、コードバンVチップ12万4000円。(以上、ラコタ)
お洒落のプロがこぞって愛用中!


控えめの存在感も“ブラックカーフ”ローファーのよきところ。休日カジュアルはもちろん、スーツにも完璧にハマるのだ。
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。