特集・連載
レザーローファーと見間違う!? ビジネスマンの足元にハマる雨靴【ブランド語り処】
ブランド語り処 ビギン読者にお馴染みの定番ブランドから発掘した、意外な“語りドコロ”をご紹介。知っておきたい基本の知識から、マニアックなレア情報まで、あらゆる名ブランドを多角的に掘り下げて徹底研究! この記事は特集・連載「ブランド語り処」#06です。
ビギン読者にお馴染みの人気ブランドから発掘した、意外な“語りドコロ”をご紹介。今回は雨靴の代名詞、ハンターを深堀り! 定番から新作にまで息づくクラフツマンシップとは?
〝 英国王室御用達〞として有名なラバーブーツブランド「ハンター」。近年、そのファッション性の高さにも注目が集まり、グローバルに新たなファンが急増中。今や世界43か国で毎年300万足以上も売れているんだとか。優れた実用性を持つファッションアイテムとして確固たる地位を築いたハンターのブーツですが、そのオリジンが〝英国軍御用達〞だったことを知る人はそう多くはいないはず。
米国出身の実業家、ヘンリー・リー・ノリス氏は、天然ゴムの研究が盛んだった英国に渡り、1856年にハンターの前身となるラバー製品会社を設立。タイヤなどを主に製造していましたが、第一次世界大戦時の英国陸軍省より、ぬかるんだ地でも使える頑丈なラバーブーツの開発を依頼されてからブーツの需要は一気に拡大。なんとその供給数は118万足以上!
王室から戦場まで
愛され続ける
強く優しきラバーブーツ
その後、丈夫な靴底と履きやすさが一般労働者の間でも人気を集め、第二次世界大戦終戦頃にはレインブーツとして広く浸透したそう。その厳しい環境下にも耐えうる屈強さは、後のオリジナル・ブーツシリーズにも受け継がれ、今日のハンターの飛躍を支える礎となっています。
創業時より一貫して天然ラバー素材にこだわり、ラバーの調合、製造から自社工場内で行う。最大28のパーツにカッティングしたラバーを、人体の形状に基づいた木型に沿って職人が手作業で組み上げ、圧着。それにより、どんな足にも優しくフィットする快適ブーツが生まれます。
英国軍お墨付きのサイドゴア


レザーローファーに見間違う!?

バッグに忍ばせておきたいオシャレな傘
