

最新式ミシンでは得られぬ信頼と味わいあるステッチ


1905年の創業以来、「レッド・ウィング」がアッパー作りで使い続ける、今はなき米国ピューリタン社のミシン。旧式ゆえに職人の“手の感覚”が行き渡るとあって、メンテチームを組むまでして、これを使い続けている。しかもダブルステッチやトリプルステッチができ、太番手の糸にラテックスを染み込ませつつ縫うことも可能なのだ。
たとえば”ベックマンブーツ”では強い負荷がかかる羽根取り付け部分に、このミシンを使用。ワークの老舗ゆえ、自社製品に高い堅牢性を求めるレッド・ウィングの真摯なモノ作りが、ここにうかがえる。

クラシックドレスラインの定番ベックマンブーツ。フルグレインレザー「フェザーストーン」採用。
※本記事に掲載されている商品の仕様などの情報は、原則として2012年Begin9月号の特集に掲載された当時の情報となります。現在の仕様や情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
