特集・連載
今年のジョジョは和のテイストをさらにアピール! 地方別注品vol.39
こんなのあったの〜!?全国ブツ賛展 別注やコラボがあふれ、アイテム個々の特別感もすっかり薄くなってしまっている昨今。しかしあなたの住む街から視野を広げれば、世の中にはまだ特別な逸品がたくさん眠っている。これまで多くの“ローカル名品”を紹介してきたビギンが、ご当地ショップ別注&ご当地コラボを発掘! この記事は特集・連載「こんなのあったの〜!?全国ブツ賛展」#38です。
北海道・東北 関東 中部 関西中国・四国九州・沖縄
関東 栃木・宇都宮市で発掘!
ニッポンらしさに回帰した
ミュージアムアーク×ジョジョのビーチサンダル
夏の必需品ともいえるビーチサンダルって、日本古来の履物である草履がルーツって知っていました? しかしながら、世のビーサンには草履本来の美しさや機能性が失われているとばかりに、草履をベースにしたモダンなアイテムを提案したのが、1875年に京都で創業した老舗履物匠の祇園ない藤。その履物こそ、かわいいフォルムと長時間履いても疲れない機能性ゆえ今では大人気となったジョジョであります。
発売当初からジョジョに注目していた宇都宮市のセレクトショップ『ミュージアムアーク』では、これまでに別注モデルを2回オーダー。1回目はインラインにはなかったオリーブカラーを指定し、2回目は鼻緒やインソールを含めてレザーで仕上げたバージョンを製作。そして、3回目の別注となる今年は、鼻緒のファブリックを倭紙でオーダーしました。倭紙とはつまるところ和紙のことで、従来のモデルはネオプレーン素材なので和のテイストがグ~ンとアップ。さらにインソールのコルクをブラックコルクにすることでシックな印象になりました。倭紙には撥水性をもたせているので、水辺や雨天でもノープロブレム! ちなみに正しいサイズ選びは、かかとが少し出るくらいが正解。その理由は、日本の草履は前かがみの姿勢をサポートするための農耕具として発達したからなのだとか。指股にしっかりと力を入れて履くと、まさに疲れ知らずです! 3万2000円
(問)ミュージアムアーク
TEL. 028-633-5620
http://www.arknets.co.jp/


※表示価格はすべて税抜きです。
写真/武蔵俊介 文/トライアウト スタイリング/宮崎 司 イラスト/ウシオダヒロアキ