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柿渋染め(かきしぶぞめ) – 世界の職人ワザ大事典


平安時代より続く日本ならではの染め技

柿渋とは、柿を搾った汁を熟成させた天然染料のこと。防水、防腐、防虫効果があることから、日本では平安時代より和紙や衣料の染色、また木の塗装などにも使われてきた。最近は革小物の染色にも用いられており、太陽の光に当たって徐々に色合いを深く変えていくさまが、エイジングレザーを愛する人たちの心をとらえている。
なかでもとびきり読者の琴線に触れるのが、「イチ」の財布だ。表革にはなんとコードバンのヌメ革を使用。ここに刷毛で柿渋を塗り、木目調の表情に仕上げているのだ。しかも内側はロウをたっぷり塗り込んだブライドル革。つまり2大革素材であるコードバン&ブランドルと、日本古来の染め技がトリプル合体した財布なわけ。どう育つか楽しみでしょ?

イチは、スタッフ全員が革職人という革のスペシャリストショップ。柿渋コードバン財布は、その店内工房で手作りされる。
※本記事に掲載されている商品の仕様などの情報は、原則として2012年Begin9月号の特集に掲載された当時の情報となります。現在の仕様や情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
