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ヴァルカナイズド製法 靴 代表ブランド ワクワ

手作業でこそ表現できるヴィンテージ感

ヴァルカナイズド製法は、1839年にアメリカで開発、実用化されたスニーカーのルーツといえる仕様。生ゴムに硫黄を配合し、ゴムに弾性を与える「加硫」の後、高温の釜で熱し、接着・硬化処理する。そのため屈曲性と堅牢性で他の製法を凌駕するが、非常に手間がかかり希少な存在に。履き心地に加え、手作業でこそ生まれるサイドテープの風合いを好むファンも多い。

「アナトミカ」のピエール・フルニエ氏が、靴ライン、ワクワ用のデッキ靴を作るために選んだのが久留米のアサヒコーポレーション。釜での圧着はもちろんだが、裁断から吊り込み、テープの巻き付けなどなど職人ワザのフルコース。なのにフルニエ氏がダメ出し?をし続け、完成までに3年もの月日がかかったそうだ。

ヴァルカナイズド製法の特徴であるラバーテープは、職人の手で巻かれている。手早くキレイに仕上げるのは、予想以上に難しい。

1209g_a06_img03アッパーを吊り込み、ソールをつけてサイドテープで補強した後、釜で1時間……。ゴムの弾力が増し、完全に圧着できる。この出し入れが本当に熱くて……職人さんには頭が下がります。

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米・ダンダックス社製のキャンバスをアッパーに使用した、ワクワのデッキシューズ。アサヒコーポレーションで試行錯誤された傑作だ。

 

※本記事に掲載されている商品の仕様などの情報は、原則として2012年Begin9月号の特集に掲載された当時の情報となります。現在の仕様や情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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