特集・連載
服にも使える! “熊野筆”から着想を得たマニアック!?な靴用ブラシ
2018年11月 ビギンベスト10 気温が下がってきたから、冬服に対するブツ欲は湧き上がってきてるのでは? ってことで、ビギンでは即戦力アウターを中心にガッツリ紹介していきますよー! と、その前に、足元にもご注目を! 今月のいいモノランキング第1位は、見た目じゃわからないけど、ワールドワイドにその足跡を残すかも!? なド肝を抜く一足です!! この記事は特集・連載「2018年11月 ビギンベスト10」#04です。
ブートブラックのフィニッシングブラシ
革靴好きなら、コチラは絶対に見逃せません! というわけで、なにやら奇妙な形状に見えるかもしれませんが、じつはコレ、靴磨きの仕上げなんかに使うフィニッシングブラシなんです。
え? その手のブラシならもう持ってる? いえ、そんじょそこらのブラシとはまるで違うんです。なんたって、極上の化粧筆で知られる広島県熊野町の伝統工芸品“熊野筆”の製法で作られた、世界初の靴用ブラシですから!
最大の特徴は毛先。毛の先端をカットして毛先を揃える通常のブラシと違い、熊野筆は自然な毛先を一本一本手作業で揃えているため先端が極細。しなやかで柔らかいから鏡面をキズつけにくいし、細かなキメに入り込む微細なホコリを払えるからコードバンにも最適。
靴だけじゃなく、洋服のホコリ取りにも威力を発揮するから、2個持ちもアリ? さすがはブートブラック。スゴイものを作ってくれました♡
毛先が極細だから鏡面にも優しい


持ち手はオイル仕上げのヒノキ
来年、創業100周年を迎えるコロンブスが、2008年に設立したシューケアブランド「ブートブラック」。本作は、化粧筆で有名な“熊野筆”から着想を得たマニアック!? な最高峰のブラシだ。化粧筆由来の柔らかさを出す山羊毛と、適度なコシを生む馬毛を均等に混合している。1万2000円。
(問)コロンブス 商品相談室
☎ 0120-03-1321
http://www.bootblack.jp/
※表示価格は税抜き
写真/工藤 恒(アルフォース) 文/星野勘太郎