[1位]今月のいいモノランキング
【コンバース】見た目クラシック&ハイスペックな履き心地!ジャックパーセル90周年モデルがスゴすぎる
70年代クラシックな意匠と最新コンフォートテックが共存
【コンバースのジャックパーセル 1935】
1935年に誕生したジャックパーセルの伝統を継承しながら、1970年代モデルをモチーフに再構築。ディテール変更で履き心地は快適仕様にアップデートされている。1万6500円。下は、同じく70年代デザインを踏襲した内羽根式の「サーキュラーバンプ」。1万6500円。ともに5月下旬発売予定。
定番のコートシューズタイプに加え、内羽根式の「サーキュラーバンプ」も!
JACK TO THE FUTURE
忽然と、時空の裂け目から姿を現したかのようなジャックパーセルの最新作。まるでタイムマシンに乗って1970年代から舞い戻ったかのごときルックス──ではあるけれど、履き心地は最先端のコンフォートテックを搭載。まさに“未来に帰ってきたクラシック”とも言える一足なんです。
元ネタとなった1970年代モデル
モデル名に誕生年の“1935”を冠しているものの、今回フォーカスしたのは70年代。それまで製造・販売を担っていたB・F・グッドリッチ社とコンバース社のシューズ部門が統合し、“コンバースのジャックパーセル”となる過渡期であり、ひたすらバドミントンシューズとしての性能を追求していた時代です。
競技用としての機能的ディテールは今回のモデルにも採用されており、特筆すべきは次の3カ所。①プレイ時の負荷を想定したと考えられる、内側が長めのトウガード、②激しい動きにも耐えるよう4本ステッチで補強したヒールテープ、③補強布の縫い付け痕を模したアーチ状のステッチワーク。
①前足部をぐるりと囲うトウガードが外側よりも内側の方が長いのはバドミントンの動きに耐えるためか
②1970年代由来の4本ステッチのヒールテープ ③お馴染みの“ヒゲ”マークの下に「1935」と入る限定ラベル
さらに、ぽってりと立体感のあるトウシェイプと、キュッとくびれたシャープなフォルムも相まって、ヴィンテージ好きにはたまらない仕上がりになっています。
で、前述のとおり履き心地は超極上♡ 足型に沿って自然なフィット感を実現するアナトミカルラスト、安定感と反発力を兼ね備えた13ミリ厚のPUウェッジヒール、軽量で通気性に優れたオーソライト®インソール、土踏まずを支えるファイバーシャンクを搭載。クラシックな見た目からは想像できない超ハイスペックな履き心地を実現しているんです。
ジャックパーセルの過去・現在・未来を一足跳びに駆け抜ける、90周年の集大成。単なるノスタル復刻でもなければ、奇天烈アップデートでもない、そんな次元を超越した一足がここに!
(問)コンバースインフォメーションセンター
☎ 0120-819-217
※表示価格は税込み
[ビギン2025年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。