北欧デザインウォッチ「ベーリング」はなぜココまで売れ続けるのか？

【デンマークで創業して15周年！】
2010年に創業したばかりながら、右肩上がりに人気を伸ばし、今や北欧デザインウォッチの象徴にまで登りつめたベーリング。なぜ多くの人はここの時計に魅了されるのか？　仕掛け人の方々のお話から紐解いてみましょう。

北欧デザインの伝統を体現する不動の双“碧”

BERING［ベーリング］
スカンジナビアンソーラー　14639-227

バーインデックス、針、日付表示を、すり鉢状の文字盤にシンプルに配した定番ソーラーウォッチシリーズ。黒と紺碧のコンビカラーでミステリアスな雰囲気も漂う今作は、とくに高い人気を博す。径39mm。厚さ9mm。SSケース＆ブレス。5気圧防水。3万3000円。
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BERING［ベーリング］
チェンジズ　14240-307

独自のストラップ交換システムを搭載し、あらかじめ2本のメッシュブレスをセットにしたコレクション。今作では日付と曜日をインダイヤルで表示する文字盤を、ブルーで一層美しく演出。クォーツ。径40mm。厚さ8mm。SSケース＆ブレス。3気圧防水。3万1350円。

替えブレスも付属

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ヒットの要因に迫る！
仕掛け人のじつは……な実話【座談会】

ベーリング輸入代理店の相羽さんと、2大時計セレクトショップのバイヤー陣が、ヒットの理由を分析してくれました！

集まったのはこの3人

チックタック　バイヤー　鈴木康友さん（左）／マーサインターナショナル　販売促進部　相羽 亮さん（中）／オンタイム　バイヤー　竹内脩太さん（右）

上陸時から知る3名がベーリングの魅力を語る

相羽　皆様のお力添えでベーリングはついに15周年を迎えました。改めてお礼を申し上げます。

竹内　いやいや、こちらこそベーリングというブランドがあって良かったなと思います。大人のみならず、時計離れが進む若い世代にも訴求できる貴重な存在で。

鈴木　本当にそう。たとえば当店は若いカップルの来店が多いのですが、ベーリングはまったく同じ顔のサイズ違いが多いから、ガチなペアも提案しやすいんですよ。

相羽　ベーリング上陸時、すでに北欧時計がブームでした。皆さんはベーリングのどこに魅力を？

鈴木　北欧らしい研ぎ澄まされたデザインに加え、やはり品質の高さですね。当時アンダー3万円の時計でサファイアガラス風防を備えた時計は他にありませんでした。

竹内　ケース素材も医療用のステンレスのほか、チタンやセラミックを使ったりと、同価格帯では確かに群を抜いたクオリティと感じました。あと全モデルに3年保証がついているのも衝撃でした。

相羽　印象に残るモデルは？

鈴木　13年登場の「スカンジナビアンソーラー」の完成度にもビビりましたが、16年登場の「チェンジズ」は見た瞬間に売れるなと確信しましたね。いま高級ブランドではストラップを簡単に交換できるシステムの搭載がトレンドですが、その先駆けですよね。

竹内　ボクの場合、ベーリングで印象に残るものといえば、特定のモデルというより、カラーリングでしょうか。国産ではありえないカラーを取り揃え、オーロライメージの「ノーザンライツ」のような限定モデルでも毎回ハッとする新鮮なカラーを提案。今季の新作としてスカンジナビアンソーラーとチェンジズに登場したディープグリーンも実に味のある色味。

相羽　ベーリングはカラーが豊富なせいか、TVや映画の小物にもよく使われるんです。役や衣装のイメージに合わせやすいようで。

鈴木　今季の新作でいうと、ボクは「クラシックシリーズ」が気に入りました。北欧時計の原点に回帰したシンプルなデザインの美しさが、小径で一層際立っていて。

竹内　最近の小径時計のトレンドに乗るのに絶好ですよね。

相羽　これからのベーリングに対して望むことはありますか？

鈴木　このままブレず、北欧時計らしいクリーンな印象のモデルを出し続けて欲しい。人気が出ると余計な装飾や機能を付加し、結果、価格が跳ね上がることがありますが、それは避けていただきたい。

竹内　同感です。加えて言えばシロクマ保護のためのチャリティーをはじめ、様々な環境貢献活動を行っていますが、ああいう素晴らしい活動も今後もぜひ継続して欲しいですね。クリーンなイメージを高める要因だと思います。

相羽　貴重なご意見ありがとうございます。デンマーク本国に伝えておきますね。これからもベーリングをよろしくお願いいたします。

ハイコスパな北欧時計としてこれからもWatch Out！

BERING［ベーリング］
チェンジズの14240-409（左）
スカンジナビアンソーラーの14639-409（右）

ベーリングの二大定番コレクションの新色として、ディープグリーンが登場！　最近流行りのグリーン文字盤だが、手元で悪目立ちしてしまうパターンも多いもの。その点落ち着いたカラーのこちらなら、いろんなスタイルにシックに馴染む！　左／3万1350円。右／3万3000円。
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BERING［ベーリング］
クラシックシリーズの11035-400（左）
クラシックシリーズの11935-004（右）

ベーリング、そして北欧時計の原点とも言えるシンプルで温かみのあるデザインを、トレンドの小径で追求した新シリーズ。ともにクォーツ。左／径35mm。厚さ8mm。SSケース。革ベルト、3気圧防水。2万4200円。右／径35mm。厚さ7mm。SSケース＆ブレス。3気圧防水。2万900円。
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What’s BERING?

「北極の大自然に着想を得たんだ」

【2010】　デザインも手がけるマイケル氏がデンマークで創業

【2012】　9月に日本上陸。洗練デザインで評判に!!

【2013】　定番モデル「スカンジナビアンソーラー」登場

現在も一部コレクションを監修

【2016】　デンマークのデザイナー マックス・レネとコラボ。「チェンジズ」がデビュー

建築から日用品まで様々な分野を手掛ける

【2020】　ブランド誕生10周年。デンマークのデザイナーユニットKiBiSiとコラボ。

今買える

オーシャン ぺブルコレクション 40mm 2万6400円

※表示価格は税込み

写真／若林武志　文／吉田巖（十万馬力）