「黒デニム」戦国時代!に選ぶべきは? 今季大豊作はシン・黒デニム6選
どこもかしこもシンクロしている!?【シン・黒デニム】
今や「デニム=青」なんて固定観念はすっかり除去され、新たに台頭してきたのが「黒」。90sやY2Kといった、昨今絶賛リバイバル中のストリートカルチャーに精通する玄人たちが、こぞって手を伸ばしはじめたのを皮切りに、今や猫も杓子も黒デニムをリリースするという戦国時代に突入……! 杓子定規なアメカジからの脱却を狙う服好きは、このシンクロ祭りで踊らにゃソンソン♪
名スタイリストに聞く
“黒”が気分な理由
一体なんで今これほど黒デニ人気が加熱してるのか。Begin本誌をはじめ名だたるメディアで、絶対に外さないデニムスタイルを提案してきたスペシャリストに、わかりやす〜く解説していただきます。
「ブルーからブラックに置き換えるだけで令和カジュアルに」
スタイリスト 武内雅英さん
王道アメカジの人気再燃とともに、青デニム市場もまた活況とはいえ、黒の伸び率は過去最大級。これって一体なんでなんですか!?
「シンプルに見た目が都会的で、より幅広い服装に取り入れやすいからじゃないでしょうか。ブルーだとよくも悪くもアメカジ色が強く、ベタから脱却するためには、相応のセンスとテクが求められる。対してブラックなら、いつものベーシックなアイテムとも馴染みがいいのにモダンな雰囲気も演出できます」。
う〜ん、たしかに下のコーデを見ると黒の方が今っぽいかも!
「幅広い色に馴染む万能カラーだし、色を挿したくなる春を見越しても、一本押さえておくとかなり使えると思いますよ」
黒に替えるだけでいつもの服装が見違える
今季は大豊作
シン・黒デニムCATALOG
無骨なペインターをマイルドに中和
UNIVERSAL OVERALL × BEAMS[ユニバーサルオーバーオール × ビームス]
ダブルニーデニムパンツ
100年超の歴史を誇るシカゴの名門ワークブランド。その代表格であるペインターパンツをベースとした、完全別注の漆黒デニム。ホワイトのステッチが程よくワーク色を軽減。ワイドシルエットやダブルニーなど、骨太な意匠は健在だ。1万8150円(ビームス 原宿)
ホワイトのトリプルステッチが際立ちまくり!
累計10万本以上売れた名物別注にも黒デニムの波が
Gramicci × URBAN RESEARCH DOORS[グラミチ × アーバンリサーチドアーズ]
マウンテンワイドパンツ
名作山パンをベースにした名物別注のブラックデニム版。ゴン太シルエットとガゼットクロッチの相乗効果で、穿き心地はイージー。コインポケットや左右非対称のリベット付きバックポケットなど、特別な意匠も随所に。1万6940円(アーバンリサーチ ルミネ新宿店)
股下にはお馴染みのガゼットクロッチを配した快適仕様♪
40年代の名作軍パンを軽快デニムでモダナイズ
ARMY TWILL[アーミーツイル]
デニムフィールドパンツ
幅広いシーズンに対応するライトな10オンスブラックデニムにウォッシュ加工を施し、ヴィンテージ感を演出。オーセンティックな5ポケットジーンズではなく、トラウザーズのような仕様のおかげで、脱コテコテアメカジの特効薬に。1万6500円(マークメーカー)
特殊な洗い加工でヴィンテージと見紛うフェード感に
あの黄金比デニムもついにブラック化!
ANATOMICA[アナトミカ]
618 オリジナルブラックデニム
“黄金比(1:1.618)のように美しいシルエット”を標榜して開発された代表作に、初となる黒デニムが仲間入り。米海軍の作業パンツからヒントを得た、サイドに接ぎ目の無いシームレス仕様と相まって、より精悍な佇まいとなっている。3万1900円(アナトミカ 東京)
サイドは当然シームレスだから美シルエットは健在
王者は珍しいリネン混の黒デニムでユルさを追求
LEVI’S®[リーバイス®]
555™ ジーンズリラックスストレート
ゆった〜りしたシルエットで人気を博す「555」に、コットン82% × リネン18%の混紡デニムを採用しつつ、洗い加工も施した力作。通気性に優れるうえ、美しいドレープが生まれ、無策に穿くだけでこなれた印象に。1万5400円(リーバイ・ストラウス ジャパン)
象徴たる尻ポケのアーキュエットステッチまで黒で統一
創設15周年の節目に開発した初黒デニム
RESOLUTE[リゾルト]
GB714
カイハラが編み出した特殊技法「ゴーストブラック」で染色した黒デニムを採用! インディゴに比べて糸の中心部分を白く保ち、外側だけ染めるのが難しい黒デニムの弱点を克服しているため、クッキリとした色落ちを実現する。3万3000円(エスビープラニング)
名門が新たに開発したデニム地は、黒なのにクッキリ色落ち!
※表示価格は税込み
[ビギン2025年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。