リサイズでいつもと違うアメカジに。ジャストフィットに着たい「レミ レリーフ」の大戦モデルJKT
着慣れた服こそアップデートが難しいもの。それがアメカジのような、長い年月を経て培われたスタイルならばなおさらでは? そんな凝り固まった着こなしを刷新すべく初級の装い術をご紹介。シン技による、新たなお洒落に挑戦を!
定番のアメカジってこんなカンジ~
[初級]“ディテール変え” シン・アメカジ
レプリカGジャンは“美”リサイズでジャストフィットに着る
アップデートを試みると、どうにも突飛なファッションになってしまう……。そんな落とし穴にハマったことは一度はあるのでは? そこで失敗を回避するために、誰でも実践できる初級テクとして紹介したいのがディテールのアップデート術です。
ゆる~いGジャンも今どきっぽいが……
例えばアメカジの象徴とも言える、大戦モデルのGジャンをレミ・レリーフが手がけたこちら。ヴィンテージの対戦モデルからサンプリングした生地や、Tバック、リベットなどディテールの再現性にこだわりに満ちた代物です。
チャンピオンのスウェット 1万780円(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)タンジェントのパンツ 3万9600円(タンジェント)アールシーエーフットウェアの靴 5万9400円(ビームスF)
なにより注目したいのはそのシルエット。実は本作、着丈と袖丈はオリジナルを再現しつつ、身幅をスッキリとさせて、対戦モデルならではのダボっとしたシルエットをモダナイズしているのです。
シルエットは最も時代を反映するといわれるように、ここがアレンジされるだけで、Gジャン × ロゴスウェット × ミリタリーチノのような、定番のアメカジスタイルも、簡単にスマートに着こなせます!
さらに、パンツをドレッシーなウールに、着こなし全体をブラックやネイビーなどのダークカラーでまとめればより一層スタイリッシュに。足元にビットローファーなんかを合わせれば、いつもと違うアダルトなアメカジスタイルの完成です。
無骨なデニムジャケットもブラックトーンコーデでスタイリッシュに
REMI RELIEF[レミ レリーフ]
大戦モデルデニムジャケット
ヴィンテージの大戦モデルの生地やディテールを研究し、現代的な解釈を一切加えず、当時の雰囲気をそのままに再現した大戦モデル「RRV」シリーズより展開。ヴィンテージの大戦モデル同様に、着丈と袖丈はサイズにかかわらず統一し、身幅と肩幅のみが異なる仕様にしているこだわりも流石だ。3万2780円(ユナイト ナイン)
打ち込みリベットなど往年のディテールを研究して再現
Mサイズからは対戦モデルの特徴の「Tバック」の仕様に
One More!
リーの往年の名作がモダンフィットに
Lee x Scye for UNITED ARROWS[リー × サイ フォー ユナイテッドアローズ]
カウボーイ ジャケット
リーの往年の名品「COWBOY JACKET」を英国式のテーラリングを得意とするサイが別注。ワンウォッシュの13.5ozの白耳右綾デニムを採用し、アメカジ名品の佇まいを現代のシルエットで楽しめる。3万9600円(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)
※表示価格は税込み
[ビギン2025年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。