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Mar-23-2025

[1位]今月のいいモノランキング

【 ROKX(ロックス)】伝説のクライミングパンツが創業時と同じ仕様&価格で衝撃復活!

仕様も本体価格も当時と同じ!! 伝説の登山パンツが衝撃復活

ロックスのRPSパンツ&RPSショーツ

【ロックスのRPSパンツ&RPSショーツ】
記念すべきブランド生誕25周年を機に誕生する「ロックスクラシックス」シリーズの山パン。アイコニックなウェビングベルトが表に出ている仕様や、ヒップ部分のモノトーンのロゴも2000年の創業当時のものと一致する。写真のブルーグレー、サンドのほかブラックの3色展開。S~XL。パンツ1万1000円。ショーツ9680円。

驚天“同値”

四半世紀前の名品が、当時と同じ仕様で復刻!? そうと聞けば思わず食指が動いてしまう、オリジン原理主義な我ら。なので一旦、昔話をしてまずは落ち着きましょう(笑)。

ロックスの創業者であるマイク・グラハム氏は、ヨセミテで活躍していた伝説的クライマー。今もカリフォルニアに在住する彼ですが、アパレル作りに携わるきっかけは、そのクライミングコミュニティにて後のパタゴニア創業者、イヴォン氏に声を掛けられたこと。同社のウェア部門を請け負いながら研鑽を詰み、やがてグラミチの創業に漕ぎつけます。

とりわけパンツが大評判、街着としても広まりますが、やがてマイク氏は急拡大を遂げた会社からステージを移し、次なるブランドとしてロックスを立ち上げることに……。それが2000年のことでした。

こうして創業したロックスのオリジン、第一作アイテムをまんま復刻したのがコチラの1本! 山パンと言えば股下のガゼットクロッチで脚の動きをフォローするパターンが多いですが、本作ではRPSなる仕様が採用されているのが特徴。「ロックスパネルシート」と呼ばれる大胆なカッティングの布地をヒップ部分に補うことで、しゃがんだり脚を上げたりといった動きへの追従性がすこぶる高くなっています。

ロックスのRPSパンツ&RPSショーツ
誕生当初のアイコニック意匠「ロックス パネルシート」

またこのRPSの恩恵として、リラックス感の高い太めのシルエットになるという点も見逃せないところ。あくまで副次的なものですが、むしろ今の気分で穿けると思いません?

ロックスのRPSパンツ&RPSショーツ
ズドンとワイドなシルエットがむしろ今の気分!

そして忘れずに言及しておきたいのが、25年前と同じ本体価格でリリースされるということ。当時は1ドル=約100円、かつ昨今の物価高騰も鑑みると、消費税+5%分の差で手に入るのはまったくもって驚天動地。いや同値? こりゃあ色んな意味で1本取られました!

ロックスのRPSパンツ&RPSショーツ
少し粗めのコットン100%で当時さながらの質感が

ROKX/ロックス
(ROKX/ロックス)

(問)SNジャパン
☎ 03-6431-9573
 
※表示価格は税込み


[ビギン2025年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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