なかなか出会えないからこそ貴重! 革財布の歴史的傑作6選
令和の今、革を使う理由ってなんだろう?
人類が獲物を追っかけてハントしてた頃から存在している爆裂レガシー素材が、いまだに愛されてるのってなんだか不思議。一体その理由はなんなのか? 創刊以来ず~~~っと、革に超ときめき♡なビギンとして考えてみましたので参考までに。
“革”いい理由3
歴史的傑作と、出会えるから
手入れさえ怠らなければ長年使えるし、使い込むほどに風合いが増す革。古くから人々に愛されてきた素材がゆえに、その製品は継続して展開されやすく、結果、歴史的傑作品が少なくなかったりして。ポッと出の新素材では望めないレアな出会いが期待できるんです!
堅牢サドルレザーで質実剛健!
WILD SWANS[ワイルドスワンズ]
サドルプルアップタング
ブランド発足当初より継続されてきた多機能コインケース。ベルギーの老舗タンナー、マシュア社のサドルプルアップレザーを採用。硬質な革で堅牢かつ耐久性にも優れ、長く使い続けてもハリ感が損なわれにくい。レザーにタフさを求める人には、ファーストチョイスとなるべき製品といえる。W10.6 × H7.8 × D1.9cm。2万5300円(ケイズファクトリー)
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随一の薄マチながらもアレコレ収納可能
GLENROYAL[グレンロイヤル]
マネークリップ
良質なブライドルレザーを使いつつ、約1.5cmの薄マチを実現した小銭入れ付きマネークリップ。それでいてカードポケットやコインケースを計7カ所も装備するなど実用面も文句なし。こちらで登場した渡辺さんの愛用品でもあり、約20年は展開されているという大定番だ。W12 × H9 × D1.5cm。3万8500円(ブリティッシュメイド 青山本店)
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芯材を排したことでしなやかさが堪能できる
GANZO[ガンゾ]
シェルコードバン2
使い勝手のよいオーソドックスな二つ折り財布。素材には、泣く子も黙るホーウィン社のシェルコードバンを贅沢に内装にまで使用。本素材の特徴であるしなやかさを心ゆくまで堪能できるよう、あえて芯材を排するというこだわりも魅力だ。ブランドを代表するマスターピースのひとつである。日本製。W10.8 × H9.5 × D2.5cm。12万1000円(ガンゾ本店)
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実にイタリアらしいエレガントルックス
L’ARCOBALENO[ラルコバレーノ]
スマートカードウォレット
「MADE IN ITALY」と「ALL LEATHER MADE」にこだわる本ブランドの中でも不動の人気を誇るというスマートカードウォレット。使われている革は、フランスの老舗タンナー、アルラン社から調達したゴートレザー。鮮やかな発色は言わずもがな、耐久性も高い。外装と内装の色合わせもグッドセンス。W8.8 × H11 × D1.5cm。3万7400円(エンメ)
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ポンド紙幣を想起させる内装の色合いもGOOD
ETTINGER[エッティンガー]
タブ付きミニウォレット
創業当初よりイングランド製を貫く英国王室御用達ブランドの、発売以来一気に定番の地位に躍り出た二つ折り財布。外側にコインポケットのついたタブ付き構造で、お札とカードもしっかりホールド。内装を英国のポンド紙幣のカラー展開に倣ったターコイズ等にしているのもウィットに富んでいてステキ。W9.5 × H10.5cm。7万400円(キャンディー)
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一世を風靡した傑作品がコンパクトサイズに!
BEORMA[ベオーマ]
S0007
本モデル自体は2年の歴史だが、かつて一世を風靡した伝説のイングランドメイドの三つ折り財布を、ややコンパクトなサイズ感にアレンジしたもの。使い始めこそやや硬めに感じるイングリッシュブライドルレザーではあるが、使い込むほどに手に馴染み、味わいが増すこと請け合いだ。W9.5 × H12cm。5万9400円(グリフィンインターナショナル)
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※表示価格は税込み
[ビギン2025年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。