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【’47(フォーティーセブン) FOREVER BASIC GUIDE】ファンと共にアメリカの日常に根づく~VOL.3プロダクト編~

米発の殿堂ジーンズや王道スウェットのような永世定番。キャップでは、毎日着用していても飽きが来ない’47(フォーティーセブン)がそれに当たるのかもしれません。どうしてスッとフィットするのか?被るだけで漂うアメカジの情景は一体なんなのか? 頭に浮かぶ〝?〞の答えを探るべく’47生誕の地、米・ボストンへ。Let’s Play Ball !!!
永世定番CLEAN UPが
’47のクリーンナップで
在り続ける理由
’47のDNAといえばダッドキャップの愛称で親しまれるクリーンナップ。その誕生秘話やモノ作りへのこだわりを探るべく、ボストン郊外にある’47のオフィスへ潜入! その真相を知るヘッドウェア部門のディレクター・ボブさんにレクチャーしていただきました。
クリーンナップ。野球用語では3・4・5番の打順を指し、溜まった塁上のランナーをキレイに本塁へ還すことから、打線の中心を意味します。’47のクリーンナップも、ブランドの顔として長きにわたり世界中で愛され続けています。そんな永世定番はどのようにして誕生したのか? ’47で20年以上働くキャップ作りのかしら!ボブさんに詳しく教えてもらいました。
「クリーンナップが誕生したのは1990年代のこと。当時若者の間で〝キャップをカスタムして被る〞というムーヴメントが起き始めていました。水に浸けて揉んだり、フィット感を求めてバイザーのバッカラムという芯材をナイフで切ってズタズタにしてギュッと曲げたりと、最初から使い込んだ表情に自分の個性を反映させたんです。それが〝新品でありながらヴィンテージのような趣を放つキャップを作ってやろう〞と思い立った出発点です」。そこで最初に目を付けたのがチノパン!?だったそう。「チノパンのツイル生地って、穿き込むとクタクタになってとてもいい表情が生まれますよね? あっ、これだ!と、当時クリーンナップの開発に携わっていた創業者アーサーの次男であるマークが気づき、コットン100%のチノツイルをキャップに採用することにしたんです。

さらに味わいを加えるため、当時キャップメーカーではどこもやっていなかったウォッシュド加工を施し、カーブドバイザーにアレンジ。また、アジャスターをスナップバックではなく共地にしたのは、洗濯を繰り返す際、キャップ全体が経年変化していくための工夫です。そして、浅すぎず深すぎない絶妙な高さも相まって世界一フィットするキャップが完成しました。
マークは出来上がったキャップを被り“まるでバターでも塗ったかのようにスムーズな被り心地だね”って言ったそうです(笑)」。こうして完成したクリーンナップは、当時ネイビーならネイビー、レッドならレッドというようにバキッとしたチームカラーをそのまま反映したオンフィールド寄りのキャップが多いなか、ヴィンテージライクな色合いや抜群のフィット感から、日常のカジュアルな服装に馴染むキャップとして、新たなカルチャーを浸透させていきました。
30年近くにわたり、クリーンナップを’47のクリーンナップたらしめる理由を、ボブさんは“変わらないこと”だと言います。「リピーターのお客様は、慣れ親しんだフィット感を重視しているので、新しく買い替えても同様の被り心地になるように、ベースの形は当初から変えていません。とくにボストンのお客様は、何十年もボロボロになるまで被る。だから、久しぶりに新しく購入しようとして、被り心地が違たらガッカリするでしょ?(笑)」。
スポーツ観戦のとき、旅に出るとき、オシャレをして街へ繰り出すとき……毎日気負わず被り倒す。“ステッカーを貼ったまま”なんて文化が似合わない。レッドソックス・チームストアの前に置かれた消火栓が、奇しくも’47が灯し続ける精神を物語っていました。
’47 CLEAN UP
形やサイズを緻密に計算したちょうどイイ高さの6 パネルや、ひとつひとつ丁寧に専用のプレス機で成形されたカーブドバイザーなどがもたらすパーフェクトフィットキャップ! バリエーションも豊富ゆえ、誰でもお気に入りのキャップが見つかるはず。各4400円。
’47 ラインナップ解説
永世定番であるクリーンナップ以外にも、’47は趣味趣向に合わせて幅広いキャップ類を展開! こちらもMr.’47!ボブさんの解説つきでお届けします。
「クラウンやカーブドバイザー、そしてフィット感などクリーンナップのDNAを継承しつつ、アクリル×ウールの生地にすることで、ハリ感をもたせたモデルです。選手がオンフィールドで着用するものに近いレプリカキャップとしてデザインしました」4620円。
「ヒッチの一番の特徴は、6 パネルではなくピンチされた5 枚パネル。前面が1 枚パネルとなるため、大きめの刺繍やグラフィックを大胆に表現でき、とくに若い男性に人気を博しています。バイザーのカーブは緩やかでスナップバックを採用しています」5500円。
「低めのクラウンや、バイザーの角が四角型になったフラットバイザーを取り入れたモデルがキャプテンです。ファッショナブルでストリートな印象を醸し出すモデルとして人気で、MVPと同様アクリル×ウールのツイル生地がキレイめな表情を与えます」5500円。
「あまり知られていませんが、クリーンナップとほぼ同時期に誕生し、今でも’47のベーシックとして愛され続けています。そのためクリーンナップと同じくコットン100%のツイル生地を用いウォッシュド加工が施されており、被り心地も申し分なしですよ」5500円。
「編み地などで、よりクリエイティブなデザインを施すことができることから、デザインチームが好きなスタイルのひとつです。立体的なロゴ刺繍や色に形、ポンポンなど多彩な表現ができますからね。ここボストンでも親しまれているアイテムなんです」4180円。
「’47をファミリーで着用してもらいたいという想いから、品質はそのままにベビーやキッズサイズのキャップも展開しています。キッズは成人と同様のアジャスタブルストラップを、ベビーはゴムバンドで調整できるよう仕様を変えているのもコダワリです」各3960円。
問い合わせ先/OSM インターナショナル Tel0120-71-0047
’47公式ホームページ
※表示価格は税込み
写真/松島星太 構成・文/増井友則(Begin)