[8位]今月のいいモノランキング
語り継がれる「イームズ」の名作イスに新色登場! 21世紀”最黄”のデザインが最高です
語り継がれる名作イスに当時のオプションを反映させた新色!
Images courtesy of Herman Miller
【ハーマンミラーのイームズ プライウッド ラウンジチェア】
成形された合板(プライウッド)で美しく人間工学的な木製家具が量産できるようになった偉業により、米タイム誌から「20世紀最高のデザイン」と称されたマイルストーン的名作LCWことラウンジチェアウッドに、新色のディープイエローが登場! ミッドセンチュリー家具らしいポップさと木の表情とを両立させている。W55.9 × H67.4(座面H39.4) × D61.6cm。23万2000円。
21世紀最黄のデザイン
イームズ夫妻が1940年代に発表したLCWに、なんと新色が登場!? 製造はもちろん盟友ハーマンミラー社。
同社のセールスマンがLCWの成形合板~薄い木材を張り合わせ厚みを出し、さらには曲げるという技術~に度肝を抜かれ、上司を説得したことが、今日までのイームズ家具の展開に繋がっています。
成形合板の確立も、それを見出したセールスマンの慧眼も、マジで偉業! で、ここからが本題です。改めて当時の製品発注書をつぶさに眺めてみると、「イエロー仕上げ」なる項目が。
Images courtesy of Herman Miller
なるほど自然な木材の表面を覆ったりぼかしたりせずに鮮やかな色を定着させる術も、イームズ夫妻による成形合板の隠れた革新ポイントだったんですね。その点も再評価したい! と、ディープイエローが登場した次第。
夫妻の偉業を体と目の両方で堪能するなら、この新色こそが最高でしょう!
(問)ハーマンミラーストア 丸の内
☎ 03-3201-1820
※表示価格は税込み
[ビギン2025年1月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。