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Oct-29-2024

定番は定番でも、より着こなしに効くものがイイ!

【今選ぶなら1stタイプ】 幅広い服好きにリーチするNEOなGジャン4選

【今選ぶなら1stタイプ】 幅広い服好きにリーチするNEOなGジャン4選

NEO定番ライトアウターLOOK
暖冬化が進み、“秋から冬までコーデに効く”ことがアウターの至上命題になった今、一撃必倒の重量級よりフットワークで魅せる軽量級が断然気になる♪
ってことで、今こそ着たいライトアウターの新定番たちを、秋冬のコーデサンプルとともに紹介します。

こってりしがちなGジャンは……
ミニマル&ゆったりな“1stタイプ”なら洗練極まる!

レミ レリーフ
加工の名手が手掛ける令和版大戦モデル

REMI RELIEF[レミ レリーフ]
大戦モデルジャケット

第二次大戦時のごくわずかな期間のみ作られていた、通称“大戦モデル”のファーストをベースに、オーバーサイズへとアレンジ。ユルく羽織れて今っぽ〜い♪かと思いきや、十八番のヴィンテージ加工のおかげで、オリジナルと見紛うほど渋イイ風格に。3万6300円(ユナイト ナイン)

希少性を愛でるだけのGジャンなんてもう古い!

Gジャンなんてカレーみたいなもん。正直定番すぎて今更旬度を推し量る存在じゃないんですが、それにしてもここ数年の人気は異様!

ヴィンテージから火がついて、今を生きるブランドたちもこぞってリリースし、まさに猫も杓子も状態になってます。考えてみればこの時季から気軽に羽織れるし、インにも挿せちゃうしと、ファッションのツールとして超優秀なんですよね。

でも当然Gジャンなら何でもいいってわけじゃなし。“コーディネートに効く”ってフィルターを通すと、いわゆるセカンドでもサードでもなく、やっぱりファーストがファーストチョイスになります。ポケットはひとつだけ。余計な切り替えもなし。

要はシンプルの極致。だからレイヤードしても悪目立ちせず、すこぶる着回しやすい。

[Winter]

【流麗コート内でも黒子として活躍】見慣れた切り替えのないシンプルデザインゆえレイヤードの邪魔をしない

レミ レリーフ

タンジェントのコート10万7800円(タンジェント) ビームス プラスのニット1万7600円(ビームス プラス 原宿)バーンストーマーのパンツ2万3100円(HEMT PR) パラブーツの靴9万6800円(パラブーツ 青山店)

[Autumn]

【シンプルモノトーンコーデの絶妙アクセントに】幅と丈感を調整したゆったりシルエットが現代にハマる

レミ レリーフ

オーエヌシー メリノのカットソー1万6500円(オーエヌシー メリノ) タンジェントのパンツ3万9600円(タンジェント) コンバースの靴8250円(コンバースインフォメーションセンター) ウティのバッグ3万1900円(にしのや) アヤメの眼鏡4万1800円(アヤメ)

レミ レリーフ
1stのなかでもビッグサイズ特有の“Tバック”は背中を彩る

ただ欲をいうと、このレミみたいな今欲しい“ゆったり”が加わってるものならなおイイ! ワーク由来のボックスシルエットがより際立ってて、アウター使いした時、オートマティックに今どきのユルさを演出してくれます。

しかもお得意のナチュラルすぎる加工術だったり、背面をT字状に切り替えた“Tバック”だったりと、ヴィンテージの趣を残してるとこも玄人好み。かと思えばアウターとしてもインナーとしても使いやすいように着丈を長めにアレンジするなど、映えに直結するテコ入れも忘れてません。

オリジナル至上主義のウルさ方と、着回せてナンボな洒落者の双方にリーチするNEOなGジャンとして、強く推す次第です。

スタイリスト 武内雅英さんが伝授する!
“1stGジャン”の+α着こなし術

武内雅英さん

【タイドアップでドレス味を加える】
「サイズにもよりますが、インナーとしても活用できるので、昨今主流のゆったりめのコートなんかと合わせるのもオススメです。思い切ってタイドアップすれば、ラフすぎず硬すぎない絶妙なバランス感を演出できるはず」

レミ レリーフ

1st Type Denim Jacket Catalog

服好き垂涎の傑作Gジャンをモダンに味付け

リー × ジャーナルスタンダード

Lee × JOURNAL STANDARD[リー × ジャーナルスタンダード]
EXモダンカウボーイジャケット

リーの名作“101 カウボーイ ジャケット”の大戦モデルをベースにしながらも、現代の日常着を目指し、加工感やステッチカラーなどを細か〜く調整。さらに立体的にパターンメイキングすることで、モダンな顔つきに。2万5300円(ジャーナル スタンダード 渋谷スクランブルスクエア店)

余計な意匠を一切省いたミニマルの極み

トラディショナルウェザーウェア

Traditional Weatherwear[トラディショナルウェザーウェア]
ユニオンウェア ワークジャケット 001D

マッキントッシュのデイリーウェアブランドなだけあって、ファースト型Gジャンもすこぶるクリーン。繊細なブリーチ加工といい、4つボタン&スクエアポケットのみ配す潔いデザインワークといい、コテコテのワークとは無縁だ。4万2900円(トラディショナル ウェザーウェア ルミネ有楽町店)

オリジナルデニムをハードウォッシュして徹底エイジング

ヘリル

HERILL[ヘリル]
HLデニム XXジャケット

デザイナーの大島氏はファッション界屈指のヴィンテージ愛好家としても著名。ファースト型Gジャンは仕様を変更しながら継続展開する定番アイテムだが、今作ではオリジナルの生機デニムをハードウォッシュ加工することによって、長年着込みまくったかのような風格に。6万500円(にしのや)

 
※表示価格は税込み


[ビギン2024年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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