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男が持つべき「令和版 三種の神器」とオシャレ上級者たちの「私的三種の神器SNAP」

男が持つべき「令和版 三種の神器」とオシャレ上級者たちの「私的三種の神器SNAP」

[令和版]男の三種の神器をおさえるべし
昭和の時代、いっぱしの男に見られたいのなら、持っておくべき“三種の神器”というものがありました。それを令和版に置き換えたらどうなるのか? 世代を超えたモノ好き同士の鼎談、ならびにオシャレ賢者へのインタビューから探り出してみましょう!

魅せ方は人それぞれの多様化社会だから……
一流トレードマーカーに学ぶ“私的三種の神器”SNAP

ファッションも多様性の時代。誰もが格上げできる万能薬などもはや存在しない!? むしろその人自身を特徴づけるトレードマークを持っている人こそ真のオシャレ巧者かも。

そんな上級者たちに、トレードマークをグッと引き立てる三種の神器を聞いてみました!

「ターコイズやシルバーなどネイティブなモノに惹かれます」

【一流のネイティブジュエリードレッサー】バーニーズ ニューヨーク マーケティング マネージャー 中野光章さん
1996年バーニーズ ニューヨーク入社。現在はPR、広報、自社メディア、顧客向けの店舗イベントなどを統括。ネイティブアクセサリーに造詣が深く、コレクションも豊富。

中野さんの三種の神器

①【オメガのシーマスター300】
50歳の誕生記念に108万円ちょっとで購入。ダイヤル&ベゼルの落ち着いたネイビー色がジュエリーのターコイズと好相性。ガシガシ使える300m防水機能と、現行品なのにクラシカルな印象を与える外観がとくにお気に入り。

②【モンブランのマイスターシュテュック ボールペン】
50歳の誕生記念に親しい友人がプレゼントしてくれたもの。ネイティブジュエリーのリングをした同じ指で、ブルーカラーのボールペンを操る……。なんていう様がエレガントに感じられ、とても満足しているんだとか。

③【エルメスのカレ】
ジュエリーだけでなく、ネイティブアメリカンにまつわるものが大好きという中野さん。正面と左下、どちらも7~10年前に手に入れたネイティブ柄の「カレ」で、常日頃からGジャンやライダースの首元を飾っているという。

ネイティブアメリカンジュエリーとの出会いは社会人1年生の頃、その手のショップで働いていた学生時代の先輩に影響されて虜になりました。以来28年間、どハマりしています(笑)。
 
ちなみに、2023年7月に50歳の誕生日を迎えたんですが、節目の記念にと自分で購入したのが、オメガのシーマスター300。バングルと重ねづけしても負けない、径41mmのボリューム感が気に入っています。
 
モンブランのボールペンは、同時期に親しい友人が誕生祝いにプレゼントしてくれたもの。時計もボールペンも落ち着いたブルーの色合いが、ネイティブジュエリーのターコイズと好相性なんです。どちらも程よく引き立て役になってくれています。
 
エルメスのスカーフは、もはや説明不要でしょう。ネイティブ柄のスカーフとネイティブジュエリー、この両者が合わないわけありませんからね。

「好印象ヒゲダンはなにより清潔感が一番です」

【一流のヒゲダンディズム】コロネット PR 新井慶太さん
1984年生まれ埼玉県出身。イタリアのサッカーリーグに所属していた経験があり、欧州のヒゲダンディズムを肌で実感。現在、髭はサマーカットスタイル。

新井さんの三種の神器

①【オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーのアール・デコ – ザ・ベンジャミン 】
高品質のアセテートを使用した髭用コーム。高級感の漂う堅牢な歯櫛は、毛を痛めないように一本一本の配置が、スイスの工房で手作業で調整されている。W2×H11cm。7320円(オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー)

②【シモノゴダールのヴィンテージチーフ】
1787年創業のハンカチーフブランド。フランスでの一貫生産にこだわり、その高い技術はトップメゾンも認めるところ。新井氏はリネンとコットンの2枚のヴィンテージ品を所有。7000円から9000円ほどで購入可能。

③【ディプティックのフルール ドゥ ポー オードパルファン】
フランス発のフレグランスメゾン。なかでも人気の高い“フルール ドゥ ポームスク”は、フルーティーなノートを重ねたムスクの香り。ワンプッシュで、たちまちダンディーに。75ml。2万5700円(ディプティック 青山店)

長年の“髭”付き合いで意識してきたのは、人一倍身だしなみに気を使い清潔感をキープすることです。
 
まず必要なのが顔のまわりの印象を左右する「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」のコーム。髭の手入れに使っていて、いつでもどこでも持ち歩いています。
 
次はクリーンな印象を与える白いチーフ。特に気に入っているのが、「シモノゴダール」のもの。手作業で丁寧に処理されたヘムステッチが特徴で、チーフの裾が見えるようにジャケットの胸ポケに挿して、上品さをアピールしています(笑)。
 
あと、匂いも第一印象を左右する要素だと思っていて。ムスクの香りが心地いい、「ディプティック」の香水を10年以上使い続けています。
 
今回紹介した三種の神器は、僕にとっては髭を引き立たせるために、なくてはならないもの。これからもお世話になる予定です!

【一流の革靴有識者】ラコタ プレス吉川雅也さん

①【グランドセイコーのオートマティック】

 
②【ヴィクトリノックスのクラシックSD】

 
③【絵本作家のバンダナたち】

【一流の紺ブレドレッサー】J.プレス&サンズ バイヤー 黒野智也さん

①【J.プレスの3Bシングルブレザー】

 
②【リーガル × J.プレスのローファー】

 
③【ニューヨークヤンキースのオフィシャルキャップ】

【一流のメンズロングヘア】GMT プレス 三浦由貴さん

①【カルティエのバスキュラント】

 
②【クロムハーツのクロスボール】

 
③【サンカッケーのウォレット】

【一流のフレンチ巧者】35サマーズ PR 信岡 淳さん

①【ティファニーのサマセット】

 
②【エルメスのアップルウォッチ】

 
③【クロムハーツのレザーブレード&リング】

【一流のデニムドレッサー】ウエアハウス プレス 藤木将己さん

①【ドゥニームの220A】

 
②【ビームスプラスのフライトデイパック】

 
③【ポテン × ウエアハウスのデニムキャップ】

【一流のキャップマニア】チャコール バイヤー 武井 涼さん

①【47のクリーンナップ】

 
②【ニードルス × チャコールの大判シルクスカーフ】

 
③【ウィンクラフトの缶クーラー】

 
※表示価格は税込み


[ビギン2024年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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