カワサキ Z900RS
対するカワサキの「Z900RS」は、「Z1/Z2」に採用され“火の玉カラー”と呼ばれて人気の高かったカラーリングを再現している点がまず目を引く。エンジンが水冷となっているほか、フロントフォークは最新鋭の倒立式とされていたり、「Z1/Z2」では2本だったリアサスペンションが1本となっていたりするが、一目で「Z1/Z2」を連想させる仕上がりは、このカラーリングとタンクなどの造形でイメージを再現していることが大きいだろう。
カワサキ Z900RS
特にタンクの造形についてはかなり徹底してこだわったようで、この形を再現するためにフレームの設計まで変えてしまったほど。シートやテールランプ、それにかつて”Z2ミラー”と称され、他車種のカスタムにも流用されるほどの人気パーツだったミラーの形状など、細かい部分でも「Z1/Z2」のイメージを踏襲している。
カワサキ Z900RS
4気筒の排気管を1つにまとめた集合形状とされるマフラーも造形が美しいだけでなく、カワサキとしては初となる”サウンドチューニング”が施され、ライダーの耳に届く排気音にまでもこだわって仕上げられている。
カワサキ Z900RS