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【SEIKO(セイコー)】“夏色ダイバーズ顔”が日本上陸!手元を彩る夏色時計の名脇役
語れる“夏色ダイバーズ顔”が満を持して日本に上陸!
【セイコー 5スポーツのSSK017JT】
本来“ダイバーズ”と謳う時計には、防水性や耐衝撃性、暗所での視認性など、多くの検査項目をクリアする必要が。しかし2019年にリブランディングされたこの「セイコー 5スポーツ」では、そうした制約を取っ払い、ダイバーズ由来のデザインは継承しつつも、現代人がデイリーユースするのに適した、新たな時計を目指している。名機「SKX(通称“ボーイ”)」をベースにした本シリーズは、まさにその核となる存在! コアなファンも唸る「逆輸入」なのだ。イエローボーイ/「SSK017JT」、ネイビーボーイ(別名“ペプシ”)/「SSK019JT」、オレンジボーイ/「SSK005KC」。すべて自動巻き。径42.5mm。SSケース。10気圧防水。各6万3800円。
知らなきゃ潜り!?
夏です! 腕時計です! やっぱり半袖が主役の季節ですからね。手元を彩る名脇役が欲しくなるってもん。ただ裏を返せば、視線が集中する=選びのセンスが問われるって側面もあるはず。
ってことで簡素な装いでこそ光輝くのが、猛威を振るう太陽にも負けなさそうな夏色時計たち!……といっても、当然ただビビッドなだけで推すわけじゃありません。実はこれらすべて、世界規模でコレクターを生んでいるセイコーの“逆輸入ダイバーズ”をデザインソースとした、いわゆる“背景のある夏色”が施されたツウには分かる〜なモデルなんです。
日本は早くからプロユースなダイバーズ時計を世に送り続け、その人気は瞬く間に世界に拡大。いつしかセイコー製の一部のダイバーズ時計は、海外限定で流通するモデルも生まれました。のちに日本に逆輸入される“逆輸入ダイバーズ”というジャンルが築きあげられることになったのは、ご存知の方も多いでしょう。
で、その手の逆輸入系の多くは、各々のビジュアルにリンクした愛称で親しまれてるんですが、今作はそのなかでもとくに玄人好みなSKXシリーズ、通称「ボーイ」が元ネタ。真偽は不明ですが、1996年から2019年まで発売されていたこの隠れ名ダイバーズは、海外ではエントリープライスだったことから、末っ子的意味合いで「ボーイ」と呼ばれていたそうな。
ダイヤルカラーによってそれぞれ「イエローボーイ」や「オレンジボーイ」とも呼ばれてるんですが、そうしたとくに通ウケのいいボーイズが揃い踏み。駒のピッチを短くしてアクセサリー風に楽しめたりと、デイリーユース向きにアレンジしてます。
とはいえ、回転ベゼルや大ぶりなドットインデックスなど、ダイバーズ時計のデザインはばっちり踏襲。ガチのダイバーズじゃないけど、10気圧防水と夏レジャーで使う分にはスペック的にも無問題! 今夏はただ派手色なだけのダイバーズたちを“潜り”認定しちゃいますか!
通称ネイビーボーイ(ペプシ)
通称オレンジボーイ
駒のピッチを短く設定したSSブレスは、腕なじみも快適そのもの♪
(問)セイコーウオッチお客様相談室
☎ 0120-061-012
https://www.seikowatches.com/jp-ja/
※表示価格は税込み
[ビギン2024年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。