【時計好き必読】究極と言われた「ポルシェデザイン」の革新性と官能性
一生使える名作デザイン
70年代に永遠の傑作デザイン“ランボルギーニ「カウンタック」”を手がけた天才カーデザイナー、マルチェロ・ガンディーニ氏は晩年、日本の軽自動車、2代目ワゴンRの欧州仕様を愛用。「これぞ世界で最も優れたデザインのクルマ」と絶賛していたとか……。そんな巨匠の一流のクルマ選びにならい、皆様がリアルに買える範囲で「一生使える名デザイン」を発掘!
90年代にモノ好きの感性を刺激した!
ポルシェデザインはインダストリアルデザインの究極だった!!
1970年代に時計界に突如参入。インダストリアルデザインの極致とも言えるハイテク時計を次々輩出して一斉を風靡した「ポルシェデザイン」。機能美を徹底的に突き詰めた果てに、独特の官能性まで纏ってしまったココの時計に、モノ好きは改めて注目すべしです。
クロノグラフ 1 オールブラック ナンバードエディション
2022年、ポルシェデザイン創設50周年記念として伝説の「クロノグラフ1 」を現代の技術により復活させたところ、限定500本が即完売! その人気を受け、同作をさらにアップグレードした新世代のクロノグラフ1として作られたのがコチラ。年間最大1000本のみの生産で、裏蓋にはシリアル番号を刻印。10気圧防水。COSC認定取得。自動巻き。径40.8mm。チタニウムケース&ブレス。148万5000円。
クロノグラフ 1 ポルシェ 75周年記念モデル
「ポルシェ356 No.1ロードスター」から始まった、ポルシェ75年の輝かしい歴史を祝して作られた特別エディション。シースルーバックから覗くムーブメントのローターは、初代911のホイールがモチーフ。写真のテキスタイル&レザーのストラップのほか、レザーストラップも同梱するのも嬉しい。10気圧防水。COSC認定取得。自動巻き。径40.8mm。チタニウムケース。世界475本限定。165万円。
モノブロック・アクチュエーター
クロノグラフのボタンをケースと一体化させた、ココの真骨頂とも言える独創的モデル。ケースに格納される圧力動作式の二重ロッカースイッチによって1時位置を押すとクロノの作動と停止、5時位置を押すとリセットする構造は、新型ポルシェ911 RSRのバルブ制御の技術原理を応用しているのだ。10気圧防水。COSC認定取得。自動巻き。径45.5mm。チタニウムケース&ブレス。111万3200円。
かのポルシェ911をデザインしたよ!
F.A.ポルシェ 氏
ポルシェ創始者の孫、フェルディナンド・アレキサンダー・ポルシェは、バウハウスの遺産であるウルム造形大学にて工業デザインを学んだ後、ポルシェに入社。1963年にはあの名車911をデザインしたことでも有名だ。そんな彼がより幅広い分野のプロダクトデザインを手がけるべく、72年に立ち上げたデザインスタジオが起源だ。