[4位]今月のいいモノランキング
「エンパイヤシューズ」の奈良木型サービスシューズ
靴メーカーの叡智を結集! 現代の日本人へ捧げる木型
エンパイヤを手がけるのは木型の共同開発メーカーの一つである出原製靴。プレーントウは米軍の、キャップトウは英国の士官靴がモチーフで、アッパーには国産レザーを使用。日本製の良質なトラッド靴ながら、3万円を切るという高コスパにも注目だ。それぞれ23.5~29cmまでの12サイズ、DとEEウィズを用意。各2万9700円。
7社が“奈良木型”をナラった!
つま先の横幅を確保しつつ全体をスリムかつ薄型フォルムに
足に合う革靴がなかなか見つからない……もしかしたら、それは木型が原因かもしれません。なんでもJLIA日本皮革産業連合会の最新の調査によると、以前は甲高幅広のイメージが強かった日本人の足はだんだん細く、かつ薄くなっているんだとか。
そんな変化に目をつけたのが国内有数の革靴産地・奈良の靴メーカー。なんと同地の7社が協力して新しい木型を作っちゃったんです! 奈良木型と命名された木型は現代の日本人の足に合わせた細身のフォルムで、甲の前部を低めに設計したもの。加えて12サイズと2種類のウィズというサイズバリエでシンデレラフィットを実現します。
各メーカーがこの木型を使った靴を展開しますが、中でもエンパイヤのサービスシューズはトラッド顔といい、丸みを帯びたトウといい、今の気分&着こなしにジャストフィット。とにかく奈良の7社がナラッた木型だけに“ならでは”の履き心地を味わえますよ♪
足長は12サイズで、ウィズは2種類という充実のサイズバリエ
(問)奈良靴産業協同組合
https://nara-shoes.jp/
※表示価格は税込み
[ビギン2024年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。