2024年の旅は、コインロッカーを探さないデカ・デイパで! 最新号6月号「カバン選びの大正解」特集は現在発売中!
今回の特集は、「カバン選びの大正解」特集。
カバンは、ファッション雑貨であり道具。TPOに適うカバン選びが定石でした。しかし、コロナ禍と嗜好の多様化でそれはパラダイムシフト……。我々はふと気がつきました。合理的なカバン選びは依然正しい、が、トキメキを大事にするカバン選びも正解だ、と。
さて、ロングバケーションで久々の旅を想像しましょう。開放的なオープンカーで、行先は海が見える箱根や熱海、はたまたカナリア諸島(笑)!? そしてBGMは山下達郎などのシティポップを。ではカバンは? ここは趣を大事にキャンバストートをチョイス。インディゴ染めが旅を天然色に彩ります。じつはココに選びの妙アリ! 70年代シティポップは、懐古的に全世代で人気のポップス界のニューレトロ。対してカバンは、ご存じ某ブランドのトートをもとにアレンジした、カバン界のニューレトロです。ドライブ旅行で選んだBGMとBAG、なんだか脈を感じません!? 実利的、否、プラスチックな選びはもちろん、刹那的な胸キュン1000%で選ぶのもまた正解。そんなカバンに夢でもし逢えたら……。ビギンはその夢を叶えるカバン達を”FOR モノ好き”のために厳選。さあ、カバン特集のドアをたたいて、ようこそ~。
ということで、今回は旅先でコインロッカーを探さなくていいデカ・デイパを紹介です!
10年だっていけるタフさ、まずは米国骨太デカ・デイパ
心も体も鈍る冬が明け、いろんな制約からもようやく解き放たれつつある2024年春。今年こそ気の向くままに、思いのままに旅を楽しみたい! トロリーよりも気軽なリュックなら、ゴロゴロ引く必要もないし人混みもスイスイ。ロッカーを探す手間も時間も華麗にスルーできちゃう。1~2泊でいい、1~2人分の荷物さえ入ればいい。とにかくデカいやつを背に出かけてみることにしよう。
普段使いの定番として愛されているいわゆるデイパは、アメリカのアウトドアブランドが発明したもの。ピークハントやトレッキングなど、アウトドアアクティビティが盛んな場所で必要とされて生まれ、荒波に揉まれながら育ったデイパというカルチャー。それはつまりアメリカこそが源流であり、骨太な背景がもたらした10年後も現役を貫けるタフな作りにこそ、僕たち定番好きは惹かれてしまうんですよね。
男旅をより“渋く”彩るラギッドな佇まいがそこに

ご覧のフィルソンのデイパも“骨太そのもの”。500デニールのコーデュラリップストップナイロンを採用し、第二次世界大戦期のUSアーミーから着想を得たデザインは、定番ラギッドツイル×レザーシリーズばりの男っぽさ! どうです、旅路の背後を任せるにふさわしい佇まいでしょう? ミリタリーバッグをベースにしているだけあって、2泊分の着替えも余裕で収まるサイズ感。見た目を特徴づけているフロント2つのポケットのほかにも充実した収納スペースを備え、背面にはなんとPCスリーブまで! アメリカのデイパマインドは失うことなく、それでいて現代のニーズにもしっかりフィットする米国デイパこそ、まずは注目すべき存在ってことがおわかりいただけたのではないかと!
他にも山屋の本気マチ鞄やおしゃれ業界人の通勤カバンなどをご紹介しております!気になる……!という方は、是非Begin6月号を手に取ってみてくださいね。
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ビギン編集部 アンドウ
もとよりデカ・デイパが大好きな駆け出しのラギッドボーヤ。両肩ではなく片肩だけで背負うのがラギッドルールだと自負している。