【麻布テーラなど】日本中を駆け抜けて工場取材[シン工場潜入MAP]
“突撃、定番品生誕工房”[東京・福井・三重・奈良]編
ブランドを代表する、あの定番品って何がすごいの?それを探るべく、日本の北から南まで駆けずり回って工場取材。そこには長く売れる理由がありました!
モノ作り大国が成せる古き良き技術
メイド・イン・黄金の国はたくさん。どこ?どこ?どこからくるのかモノ好きの味方! それは国内の職人だけが知っている~♪
[東京]ゆっくり編み上げゆえの極上の履き心地を体現
YUQRI[ユクリ]
パフパイルショートクルーライン
ソックスに定評のあるユクリのコチラは、なんと現在は生産が終了している日本の編み機を使用して生産。1日50足程度という生産力ではあるものの、丁寧に編み上げられるため、ふっくらと最高の履き心地を実現している。ゴム部分をあえて少し緩くすることで締め付けすぎないのも嬉しい。吸水性の高いパイル生地で、これから暖かくムレやすい季節にもってこいだ! 各2750円(ティータイム)
現在廃番の編み機で1日50足と丁寧に編成
[福井]コルビジュフレームにヴィンテージ金具で一流の格
EYEVAN[アイヴァン]
ルミナス リミテッドコレクション
旗艦店の3周年を祝して誕生したコチラは、テンプルに工場で眠っていた5種のヴィンテージパーツを取り付けて製作。パーツ毎に治具の仕様を変えているため、生産コストはかなり高い。フレームはル・コルビュジエが愛用していたフレームをもとに、職人の手磨きで美しい曲面と立体的なフォルムに仕上がっている。上/RX 4万5100円、下/SG 4万9500円(アイヴァン 東京ギャラリー)
治具ごとに合わせて機械をセッティング
[三重]老舗の低速織り機で生地の味わい深さを演出
azabu tailor[麻布テーラー]
パーソナルオーダージャケット チャンピオン モヘア
麻布テーラーがオーダージャケットの生地に指名したのが、1905年創業の高級紳士服地メーカー「御幸毛織」だ。タテ糸には高級原毛の100番手を3本撚りにした糸を、ヨコ糸には南アフリカ産のモヘアの中でも特に優れた「チャンピオンモヘア」の糸を贅沢に打ち込むことで、ハリとコシ、通気性は抜群! まるでヴィンテージのような艶やかな表情が特徴だ。オーダー価格5万6100円~(メルボメンズウェアー)
ヴィンテージの風合いを生み出す低速織り機
[奈良]超テクノロジーによるミニマル顔の最先端ポロ
DESCENTE[デサント]
オリエリ タフ ポロシャツ
あの「水沢ダウン」を世に送り出してきたデサントアパレルが作る国産ポロシャツ。レーザー裁断技術とスーパーソニック縫製技術を駆使し、折り紙を折るようにして作り上げたシャープな衿は、ステッチや端のほつれが出にくい仕様。ボタンを開けても着崩れしない特殊な前立てで高級感のある佇まい。ビジネスでもカジュアルでも使え、ヘビロテ間違いなし! 1万6500円(デサントジャパンお客様相談室)
生地の編み、染め、縫製の製造工程を日本の職人の手で!
※表示価格は税込み
[ビギン2024年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。