あの名作ゲームが“映えゲー”になっている! 転生名盤ゲームを探せ![後編]
見た目はモダン中身はクラシック“転生名盤”ゲーム
旅館にある卓球台のごとく、クラシックなボードゲームがあると思わず盛り上がるってもん。なかでも世界で愛される名作は、シンプルなルールで世代を超えて楽しめるのが魅力。
そんな面白さはそのままにお洒落&モダンに転生した“映える”名盤、見つけました!
どう積んでもアートに!遊びながら名画に触れる
BRAND:MoMA[モマ]
ITEM:デ・ステイル タンブリングタワー ゲーム
抽象絵画の名作、モンドリアンの「コンポジション」が定番のブロックタワーに! 下図のような黒の直線と赤、青、黄の3原色がブロックで表現され、ただ積み上げるだけでも芸術的な佇まいに。ゲームが進むごとに配色も変化し、スリルを味わいながらアートな気分も楽しめちゃいます。1万10円(MoMAデザインストア 表参道)
実は企業の名前でもあるんです」
「ジェンガ」はゲームの名称ではなく登録商標。スワヒリ語で「積み上げる」の意で、考案者はケニアの子どもの木を使ったブロック遊びにヒントを得たとか。
近代アート風の正体は平成生まれの新名作!
BRAND:ギガミック
ITEM:クアルト
クアルトは、コマの色、形、高さ、穴の有無の4つの特徴いずれかで一列を揃える、いわば立体要素を加えた四目並べの進化版。最大の特徴は、相手が選んだコマによりゲームが進む点。そんな心理戦的要素が、古典的な四目並べをより奥深いゲームへと進化させたというわけ。ウッディなデザインもいい。6600円(キャストジャパン)
四目並べの進化版は世界最多の受賞
シンプルでいて奥深いゲーム性に加え、デザイン性の高さも相まって、1991年に登場以来国際的なゲーム賞を数々受賞。今では世界中で愛される新定番に!
外国ウケも期待できるモダン将棋でまずは一手!
BRAND:Sukima.[スキマ]
ITEM:ie shougi[イエショウギ]
空前の将棋ブームとはいえ、仰々しい将棋盤を家に置くのはちょいと微妙。こちらは漢字を排し、点と線で駒の動きを表したモダンな将棋。初心者や漢字のわからない外国人でも感覚的に進められ、どんな来客にもユニバーサルに対応。駒は無垢の木で手触りもよく、付属のモダンな風呂敷に包んで収納も可能だ。1万1000円(CENSA inc.)
生まれはまさかのインド?
将棋のルーツは古代インド発祥のゲーム「チャトランガ」。各国に伝わるなか、日本のみ“自分が取った敵の駒を使える”というルールが生まれ高度化した。
※表示価格は税込み
[ビギン2024年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。