チャンピオンのスウェットなら、古着を漁らなくてもヴィンテージが即手に入る
リバースウィーブを筆頭に、チャンピオンには名作が多い! しかもタグの変遷まで多いもんだから蒐集癖をくすぐられちゃって、ヴィンテージ好きの間では長らく発掘対象として親しまれています。…が、そんなに大変な思いをしなくてもチャンピオンのヴィンテージは入手できちゃうんです!
スウェットの王様が本気を出してヴィンテージを再現
ラグランクルーネックスウェットシャツ
このロチェスターコレクションは同社自身がヴィンテージを再現した入魂シリーズ。意外と知られてないんですが、これがまたクオリティ激高!
普遍的なデザインのなかにモノ好きも納得の伝統意匠がちゃ~んとちりばめられてるんです。
にもかかわらずU-1万円と価格も超良心的♪古着店を何軒も巡ったり大枚をはたいたりしなくても、本家が作る即席ヴィンテージが手に入るなんて超嬉しい!
パッと見はごくフツーのスウェットだが、長めのリブ使いやランタグ、V字ガゼット等、ヴィンテージ好きの心をくすぐる仕様が満載された力作。着れば“それヴィンテージ?”と突っ込まれること必至です。7900円(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)
ロチェスターシリーズって何?
通にブッ刺さる“ランタグ”が目印
1940~’60年代のアーカイブを再現したヴィンテージ風コレクションは、通の間で人気絶大のランナーズタグ(通称ランタグ)を採用するなど、服好きが唸る意匠が盛り込まれているのが魅力。
ヴィンテージディテールを味わう
色褪せたCロゴ
左袖に鎮座するお馴染みのCロゴも、他シリーズとは違って褪せた色合いに。この芸の細かさはヴィンテージ好きにはたまらないはず。
ラグランスリーブ
アスレチックウェアとして重用されていた頃のスウェットを再現しているだけあって、可動域の広いラグランスリーブを採用している。
V字ガゼット
着脱時にかかる負荷を軽減させるために、前後両方の衿ぐりに備えられていたV字状のリブパーツもしっかりと完備されている。
タグの変遷早見表












現行の赤タグと青タグの違いは?
赤タグ:1万4000円/青タグ:8500円(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)
古きよき“赤”と現代的な“青”
赤タグは肉厚12.5オンス生地を採用する米国製。青タグは着心地のよい11.5オンス生地を採用。
チャンピオン
創立/1919年 国/アメリカ
今も昔もヴィンテージ好きのアイコン
アメカジのトップランナーを務める名門。古きよき製法を守りつつ、時代に即したアイテムを作り続けているが、ヴィンテージ好きの間ではコレクタブルブランドとしても有名だ。
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年5月号の記事を再構成]
写真/大嶽恵一(BOIL) 文/押条良太(押条事務所) 吉田 巌(十万馬力) いくら直幸 秦 大輔 礒村真介 桐田政隆 黒澤正人 トロピカル松村 伊藤美玲 スタイリング/武内雅英(CODE) ヘアメイク/HACHI(Bello)