太パンに合わせるなら、太パンの名手「タンジェント」のヒザ上・Aラインコート
絶対に失敗したくない「価値あるアウター」
「価値あるアウター」てなによ? それはズバリ「自分の趣味趣向」に合っていて“使えるじゃん”と心の底から思える一着のこと。 この冬、太パンで攻める!なら……
太パン名手のヒザ上・Aラインがよろしい
太パンの名手「タンジェント」
極太軍パンを紳士に変える天才!
2021年デビューの日本ブランド。ミリタリーパンツにテーラリングの手法や要素を組み込むことで、キレイに装える太パンの名手に。
(tangent/タンジェント)
太パン好きなら“蹴回し”に気を回すべし
突然ですが、自分のアウターの蹴回し(けまわし)って、知ってます? 太パンの名人ブランド・タンジェントのディレクター柴谷さんは「太パンとアウターとの相性は蹴回し次第!」と力説します。
蹴回しとは、ズバリアウターの裾幅を指すテーラリング用語。考えてみれば当然ですが、リラックスした雰囲気の太パンに合わせるアウターには、腰周りのぐるりのボリュームは間違いなく必要です。
今季初めてアウターをリリースする同社でも、企画の際に最優先で考えた要素が得意の太パンに似合うかどうか=蹴回しのボリュームでした。「着丈にもよりますが、膝上のショートコートやブルゾン丈の場合、裾幅が60cm以上ならボリュームを感じさせます」と、柴谷さん。
今作ではその数値を上回る約70cmの蹴回しに設定。昨今多かったロングコート×太パンの組み合わせは重さを感じるので敬遠し、膝上丈で軽やかに。やや短めの丈感で、かつ蹴回しにボリュームを出したAラインにすることで、スタイリングに抑揚と動きが生まれます。そして太パンと合わせて、見事な卵型のシルエットが完成!
太パンに合わせるなら、アウターの蹴回しは60cm以上。この法則を覚えておいて損はないでしょう。
蹴回し60cm以上がキモ
tangent[タンジェント]
メルトンコート
60年代~80年代までスウェーデン軍で採用されていたM59をベースにした、膝上丈のAラインメルトンコート。蹴回しは平置きで約70cm(48サイズ)。卵型の丸みを帯びた、前下がりの裾になっている。こなれ感を出すため、袖付けはM59と違ってラグランスリーブに。10万7800円(ビームスF)
下半身が重くならない理想の卵型シルエットに
ジャミーソンズ フォー ユナイテッドアローズのニットベスト2万9700円(ユナイテッドアローズ 原宿本店)タンジェントのパンツ3万9600円、アンダーソンズのベルト2万900円、ロイド フットウエアの靴1万8700円(ビームスF)10 アイヴァンの眼鏡7万7000円(アイヴァン PR)
※表示価格は税込み
[ビギン2024年1月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。