COOL Begin
Oct-22-2023

ナイジェル・ケーボンのヘンプキャンバス素材はもはや絶滅寸前だ! Begin12月号は現在発売中!

現在発売中のBegin最新号12月号は「絶滅危惧服」特集です!

遠い昔、はるか彼方の海のどこかで……(ってこれは某名SF大作のおなじみの始まり方ですが笑)、
銀河系ではなく地球上で、海から始まりあらゆる生命は繫栄と衰退を繰り返しながら命を繋いできました。残念ながら息絶えてしまったり、今もなお存続を懸け闘っているのが、「絶滅危惧種」。
じつは、服にも「絶滅危惧」なアイテムがあるのです!
本場の地で作れなくなってしまうもの、素材の確保が難しいもの、
作り手の高齢化で存続が危ういもの、そもそも数を多く生み出せないもの、
世界情勢が理由で突然買えなくなるもの、、、。
本特集は、そんな希少な服をカテゴリー別に紹介しています!

今回は、麻なのに高密度な変態素材を使ったナイジェル・ケーボンの新作をちょい見せ!


ナイジェルのヘンプキャンバスはもはや芸術だ

巨匠ナイジェル・ケーボン氏が生み出したるは、ありそうでなかった画期的なレア素材を紹介!

 

仏軍のヴィンテージを下敷きに、テロッとしたドライ感、無骨とリラックスとが同居した類稀なるジャケット。日本人にもフィットするよう微調整され、即こなれた雰囲気に。パンツは後方支援部隊が運用していたものだ。ジャケット各5万2800円、パンツ各5万1700円(以上、アウターリミッツ)

ただならぬ風合いを漂わせるこの生地は、なんとヘンプを高密度の平織り=キャンバス地として織り上げたものだとか。強烈なドライタッチで凹凸が生じやすいヘンプ繊維。その糸を味のあるキャンバスに製織できれば持ち味がさらに深まるのは言わずもがな。一方で伸度がなく切れやすいヘンプを高密度に平織りするのは、歩留まりが著しく低く……。そのリスクを推してまで巨匠が作りたかったのは、40年代仏ミリタリーの妙味。年月を経て程よくヤレたダック生地のニュアンスを、ヘンプキャンバスという変態的な素材で再現しているんです。その執念たるや! 無論量産は難しく、継続生産される保証はまったくありません!

40年代仏軍ウェアがゆるっと日本シルエットに

バトー ドゥ シップスのニット1万9910円(シップス 銀座店) パラブーツの靴9万4600円(パラブーツ青山店) サンディニスタの帽子3960円(トゥー・ステップ)

 

他にも、ファーがなくなるとウワサのピレネックスのダウンなどの絶滅寸前のレア素材を使ったアイテムが続々登場します。気になる……!という方は、是非Begin12月号を手に取ってみてくださいね。

 

 

●Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/B0CHFDMZ36

ビギン編集部 アンドウ

編集部きってのヘンプマニア。麻のジャケットに麻のシャツなどに目がなく、次は麻のスニーカーをリサーチ中。

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