オールデンの定番、シェルコードバンのVチップが今後買えなくなる!?
時代を超えて愛されてきた傑作モノは、いつもお洒落を担保してくれるHERO。どんなコーデにも一本の芯を通してくれる柱であり、いの一番に手に入れるべき存在といえます。今回リサーチを進めると、そんな傑作モノにもあらゆるタイプのシン・発見がありました。
傑作モノこそ、ずっと我らのHEROだ!
Aldenの“還暦のV”
今年で還暦60周年、オールデンの定番にして憧れの存在たるシェルコードバンのVチップ。これは「え、もしかして今後買えなくなる!?」というギョッとするシン・発見。
というのも、じつは昨今、ホーウィンからのシェルコードバンの供給量は年々減るばかりだそうで、今買わないと後悔する未来が待っているかもしれないのです。モノ好きは知っておくべき!とやや不安なシン・発見のご報告です。
Alden[オールデン]
54321 Vチップ コードバン #8
1963年、矯正靴用木型を改良(モディファイ)し作られた、モディファイドラスト。その際に同時に誕生し、鋭角な切り替えからVチップの呼称が付いた。まさにモノ語りも佇まいも完璧な、Beginが追い続ける傑作モノの代表格だ。
#8(バーガンディ)のシェルコードバンを用いたヌメるような艶のそれはとりわけ憧れの存在だが、近年原皮が減少→ホーウィンからのコードバンの供給量も年々減少、今後買えるか心配……。18万2600円(ラコタ)
[深掘り!!]Uチップが、特徴的なラストに溶け込むよう考案された、唯一無二の“V”
ピエール・フルニエによりお洒落靴としての地位確立
パリの名バイヤー、フルニエ氏がNYの医療靴専門店でVチップを見つけ、独特な顔と履き心地にベタ惚れ。1979年にエミスフェール(アナトミカの前身)で販売したことで、矯正靴にルーツを持つVチップが一躍、お洒落な存在に。
※表示価格は税込み
[ビギン2023年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。