特集・連載
スポーツがもっと楽しくなる! 俺の愛機自慢8選
とことん使える一生モノ また値上げぇ~!?と、こっちが音を上げてしまいそうな昨今の日本経済……。でもしょげてばかりじゃいられない。モノ好き賢者の成功体験を聞きながら、結局得する「一生モノ」をオールジャンルで紹介します。 この記事は特集・連載「とことん使える一生モノ」#39です。
己の身体能力を武器に世界と戦う男、それがスーパーマン。だけどポテンシャルを発揮するためにはそれ相応のギアも必要なんです! 現役で戦場に立つ超人たちの一生モノとは?
①サーベロのトライアスロンバイク PXシリーズ
スピードを予感させるこのデザインに一目惚れ!
カナダの高級スポーツバイクメーカーのタイムトライアルバイク。エアロダイナミクスに基づいたアグレッシブなデザインが目を引く。180万円前後。
トライアスロンから生まれたラン靴広めてます
オン・ジャパン 代表
駒田博紀さん
Begin誌面連載で格闘技に仮入部させられてるコマダです。本業はスポーツブランド日本支社代表。トライアスロン歴9年、アイアンマン出場3回、ランは苦手だけどバイクはこれがあるから超心強い。
見た目は派手ですが、シンプルに速さを求めた結果。一度スピードにのったときの爽快感は別格なのです! 何度見ても色褪せないデザインにも惚れ惚れしてます。
②フーワックスのベースコート、トップコート
1000円で手に入る世界クラスのハイグリップ
通常ワックスは500円前後だが、フーワックスは1つで1000円オーバー。ただし効果は絶大だ。ベースコートとトップコートがある。
湘南、千葉、茨城 いい波を求め続けて12年
オッシュマンズ 原宿店 フロアマネージャー
長瀬浩輝さん
世界のトップサーファーが集うワールドサーフリーグで、上位選手の使用率が高いのがこれ。自分の技術レベルはさておき、ある意味“世界レベル”なワックスと聞けば試さずにはいられないでしょう。
やはりグリップ力は並外れて高く、普通より使う量を抑えられるなんて副産効果も(笑)。すでにサーフィン人生の半分を共にしてますが、これからもそれは変わらなそうです。
③マッドロックのシャーク2.0
ガチッとつかんで離さないもはやチートなヒール
“チート”や“中毒性がある”などとクライマーの間で話題のクライミングシューズ。人気すぎて入荷待ちの列ができることも。2万円弱で買える。
週2はジムで 月1は岩場でクライミング
セプティズ スタッフ
白木凛太郎さん
数年前にフラッと入ったジムでボルダリングに目覚め、今では岩登りにも挑戦してます。シューズは、ヒールにエッジを備えたこれを愛用。他ではあまりない仕様で、これが突起にイ~イ感じに引っ掛かるんですよ。
レベルが上がると手とつま先以外の使い方が重要で、これはまさにカカトの有効活用をサポート。クライミングを続ける限り頼りっきりになりそうです。
④スコッティ キャメロンのパター
時代に遅れることがない専業ブランドの定番パター
クラシックでありながらプロゴルファーも納得の打感を実現する名門のパター。河野さん所有のモデルは6万円前後で、よりハイエンドなモデルも。
月に2回はコースを楽しんでます
シップス プレス
河野建徳さん
ゴルフを始めたときからずっと憧れていたブランド、それがスコッティ キャメロンです。パターだけを作る米ブランドで、プロもこぞって使う名門なんですね。
金属の塊を削り出して作られたヘッドが比較的重く、それが安定感を生み、趣味ゴルファーの僕でもわかるくらい軌道がイメージ通りに。構造もシンプルゆえ機能的に時代に遅れる心配がないのも一生モノの所以です。
⑤フォルボットのタクティカル フォールディング カヤック
大自然に横たわる湖に“タクティカル”が映える
折り畳んでダッフルバッグで携行できるミリタリーカラーなカヤック。キャンプギアなどの収納スペースも設けられている。40万円前後で購入可能。
自身のアウトドアブランドを作るほどの外遊び好き
モデル
KENJIさん
キャンプにハマり+αなアクティビティに興味が湧いていたとき、乗せてもらったカヤックに感動。タクティカルな見た目と折り畳める点が気に入り1年前にゲットしちゃいました。
そう壊れるモノではなく、リペアや修理もできて、楽しみ方も色々で歳を重ねても遊べる、まさに一生モノだと思います。もともと大好きな湖という場所をより体で感じられるのも醍醐味です。
⑥INDEPENDENT TRUCKSの159 STAGE11 STANDARD
思い通りにトリックがキマる足元の私的定番
トップクラスの知名度を誇るトラックメーカーの定番。比較的ベースが狭いため小回りが利く。9000円前後。instagram/@cardinal_general_store
スケートボード専門ショップのオーナー店主
カーディナルジェネラルストア オーナー
木下真吾さん
板とウィールをつなぐトラックと言われるパーツ。好きな海外ライダーが使っているのを知ってからというもの、かれこれ20年近く愛用しているのがこれです。
スケボーのトリックはライン取りと入りの角度が重要。自分の動きをダイレクトにホイールに伝えてくれるこのトラックのおかげで、得意技“back side tail slide”もきれいにキマる! この先20年もたぶん変えません。
⑦ヘストラのスキーグローブ オムニ
しなやかなリアルレザーをオイルアップしながら10年
しなやかなレザーが手馴染みよく、程よいグリップ力も発揮。定番シリーズで、近年はゴアテックスモデルも発売されている。若林さんは1万6000円前後で入手。
某メーカーのスキーに関するビジュアルも撮影
カメラマン
若林武志さん
レザー製のスキーグローブは、化学繊維製とは比べ物にならないほどストックが握りやすい。オイルでケアさえすればかなり長持ちですし、より手に馴染んで繊細なストックさばきが可能になるんですよ。
いくつか所有していますが、定番ブランドの定番品はさすがに品質も確かで、イイ感じにヨレても破れはしない。数多のコースを滑ってきた思い出も染み込んでます。
⑧アップルのiPod classic
筋トレ中クラシックを聴くのに欠かせない
iPodのシリーズ最初のモデルで、2009年に第6世代まで発表された。2014年に販売終了。
ボディビルで日本一を獲得したこともあります
フィットネスブランド VALX 監修者
山本義徳さん
トレーニング中はテンションが上がる曲を聴く人が多いと思いますが、私は断然クラシック。静かでゆったりした、だけど力強い、深く潜っていくようなクラシックは、じっくり集中して追い込む自分のスタイルにマッチしています。
iPod classicを20年近く使っていても、容量が非常に大きいので全然余裕。これとバルクスのプロテインがトレーニングのベストセットです。
[ビギン2023年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。