特集・連載
ライナーノーツに当時の音楽シーンを実感“アナログレコードマニア”荒澤さんの一生モノ
とことん使える一生モノ また値上げぇ~!?と、こっちが音を上げてしまいそうな昨今の日本経済……。でもしょげてばかりじゃいられない。モノ好き賢者の成功体験を聞きながら、結局得する「一生モノ」をオールジャンルで紹介します。 この記事は特集・連載「とことん使える一生モノ」#31です。
好きが高じて仕事に影響しちゃう人、もしくは仕事が趣味に転じてヌマっていく人、オタクの形は人それぞれ。ヘンタイな偏愛者さんの超マニアックな一生モノをお見せします。
「当時の音楽シーンを実感できるライナーノーツ目当てでつい国内盤を買ってしまいます」
―シオタ デザイナー 荒澤正和さん
もちろん本業はアパレルですが、JBLの旧型スピーカーを基点に店舗の内装を決めたぐらい音楽が好きで、今はアナログレコードの蒐集をライフワークにしています。
最近、特にハマっているのが洋楽の日本盤。それも再発盤ではなく、あくまで当時リリースされたもの。惹句が面白い帯や当時の音楽シーンが実感できるライナーノーツを封入した中古レコードにやっぱり惹かれますね。
国内盤LP
1970~1980年代のニューウェーブを中心に多彩なジャンルを網羅。音源とチグハグな帯の書体や惹句、当時の熱量を伝えるライナーノーツ目当てで洋楽の日本盤を蒐集。
アナログレコードが存分に楽しめる内装にしています
シオタ デザイナー
荒澤正和さん
生粋の音楽好きで、かつてはミュージシャンを目指していたことも。渋谷にあるCIOTAのショップも酒と音楽と洋服の融合がテーマ。
[ビギン2023年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。