特集・連載
“じゃない方”に惹かれる“ギターマニア”玉木さんの一生モノ
とことん使える一生モノ また値上げぇ~!?と、こっちが音を上げてしまいそうな昨今の日本経済……。でもしょげてばかりじゃいられない。モノ好き賢者の成功体験を聞きながら、結局得する「一生モノ」をオールジャンルで紹介します。 この記事は特集・連載「とことん使える一生モノ」#30です。
好きが高じて仕事に影響しちゃう人、もしくは仕事が趣味に転じてヌマっていく人、オタクの形は人それぞれ。ヘンタイな偏愛者さんの超マニアックな一生モノをお見せします。
「マーベリックデニムのような“じゃない方”に惹かれるあまのじゃくなんです(笑)」
―セプティズ 代表 玉木 朗さん
昔から皆が好きなものを避けて歩く癖があって、要するにあまのじゃくなんです。このギターもジョン・レノンが使っていたのと同型だけど、メインの方じゃなく、表舞台ではほとんど使うことのなかったセカンドギターの方。でも、そこがよくてずっと探していました。
だから売りに出されたのを知った時は即行動でしたね。仕事をサボって(笑)中古楽器屋まで買いに走りましたから。
リッケンバッカーの70年代製「320」
fホールからも分かるようにボディ内部に空洞を設けたセミアコ仕様。ピックアップが3つなのも特徴。玉木さんいわく「ショートスケールなので弾くのが難しいね」
店をちとサボってこのギターを買いに走りました
セプティズ 代表
玉木 朗さん
代表取締役でもあり、定期的にライブイベントに出演する「おやじバンド」のメンバーでもある。今年は久々にライブへの出演を望む。
[ビギン2023年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。