【物件をカートにポチッ!?】いま大注目の【NOT A HOTEL】を訪れて、ガチで購入を考えてみた!
平日は都心で忙しなくして、休日は田舎でのんびり。働き方の多様化が進んだ今、場所に縛られない暮らしを楽めるようになりました。出版業界も例外ではなく、特に編集者やライターは2拠点生活を実践している人が多いっ!
というわけで、そんな今ドキなライフスタイルに憧れる『BeginNEWS』担当ウラヤマとライター・セノオで、話題沸騰中の「NOT A HOTEL(ノット ア ホテル)」に潜入。有名な建築家やクリエイターがデザインした住まいを、最小年間10日単位から自分の別荘にできるサービスを展開中なんですが、庶民の我々でも利用できるのか。その権利の購入をガチで考えてきました!
NOT A HOTEL NASU
一番大きな棟、MASTERPIECEに潜入
超絶シャレてる拠点が、全国に次々と増えていく!
新しい別荘のカタチを提供する「NOT A HOTEL」
世界中に、あなたの家を。そんな夢物語をコンセプトに掲げながら不動産の企画・販売・運営を行う「NOT A HOTEL」。取り扱う物件は全て有名建築家やクリエイターが設計を担当。名を連ねるのは「GENERAL DESIGN」の大堀伸氏や「Wonderwall®︎」藤本壮介氏といった錚々たる面々で、デザインはホテル型やマイホーム型など担当者や立地条件によってさまざま。2022年に竣工した「NOT A HOTEL AOSHIMA」を皮切りに、全国各地に並行して新築物件の建設が進んでおり、2023年11月に放送作家の小山 薫堂氏が監修した「NOT A HOTEL FUKUOKA」が開業となります。
ユニークなのは、その物件の購入システム。最大360日分の一棟購入の他に、毎年10泊分と30泊分の所有権を販売するシェア購入のメニューも用意されています。「NOT A HOTEL」は減価償却や相続が可能な“資産”として保有することができるため、購入から一定期間を過ぎれば売却もできます。
物件は住宅や別荘として利用するだけでなく、友人や家族に宿泊券をアプリ上で簡単にギフトすることも可能です。さらに、NOT A HOTELのオーナーは自身が購入した物件はもちろん、日本各地に点在する保有していない他の拠点も相互利用が可能。例えば「NOT A HOTEL AOSHIMA」を購入した場合、自分が保有している日数を利用して「NOT A HOTEL FUKUOKA」の部屋にも泊まれちゃうというわけ。宿泊日数は相殺されるため(※)、所有している「NOT A HOTEL」に泊まらなくても損しません。※利用するハウスによって追加料金が発生いたします。
利用日数を無駄にしない方法は他にも。自分の不在時は自動的にホテルとして貸し出すことができます。物件の購入や宿泊の予約は全てオンラインから可能。つまり自宅にいながら住まいを買えるってことは、極論ビギンマーケットで洋服をポチるのと同じくらい手軽に購入が叶います。「人差し指にかかるプレッシャーを考えると、軽く目眩が笑(ウラヤマ)」
長い目で見れば、コスパよくNOT A HOTELに泊まれるってことですね。
割と現実的だよね〜。って妄想を膨らませている間に、NOT A HOTEL NASUに到着!
SUPPOSE DESIGN OFFICEが手がけた、大自然に浮遊する別荘
我々が車で向かった先は、都内から車で90分ほど走った栃木県大田原市狭原。うねうねとした細い田舎道を進むとパッと景色がひらけて、空を遮るものが何もない高台に。約1300m2の敷地に悠然と佇んでいるのが「NOT A HOTEL NASU」で、中でもこの【MASTERPIECE】の敷地面積はテラスを合わせて500m2を超えます。背後には引退した競走馬がセカンドライフを送る敷地面積16万坪の牧場も。
設計は広島と東京の建築設計事務所「SUPPOSE DESIGN OFFICE」の建築家の谷尻誠氏と吉田愛氏。余計な装飾のない直線的なデザインは、生命が混ざり合う曲線だらけの自然に対してある種の異質なムードを放ちますが、不思議と周辺環境とはうまく調和。思わずため息がこぼれてしまうほど美しい佇まいにうっとり。



建物と自然をつなぐのは、赤茶色の外装のおかげ。コールテン銅の仕上げによるもので、大地を彷彿とさせる色の風合いは過ぎゆく時間の中でゆっくりと深みを増していき、みずみずしい緑の風景に溶け込みます。まるで、大自然の中に浮かぶユートピア。期待値はマックスまで上がり、室内に入る前から心が躍ります!
高さ6mを超える吹き抜けのリビングに早速♡
狭い入口をくぐると、広々としたエントランスが登場。ここに来るまでの道中で見た光景を思い出しつつ、目線は室内へ。はやる気持ちを抑えて靴を丁寧に揃えたら、2階スペースを横目に1階へと続く階段を降ります。
シンボリックな煙突が中央にぶら下がるリビングは、間仕切りなしでダイニングとキッチンが複合。木材とモルタルを基調としたモダンなスペースには、スイスの建築家、ピエール・ジャンヌレがデザインした籐編みのチェアをはじめとするクラシカルな家具が配置され、部屋の雰囲気をエレガントに演出します。一度の利用で10名まで宿泊できるので、家族団欒を楽しむもよし、友人たちとバカンスを満喫するもよし。兎にも角にも、洗練された空間にいるだけでテンションは常に上々!
専属シェフの料理に舌鼓
宿泊中は専属シェフによる飲食サービスも。予算に応じて地元の食材を活かしたコース料理をオーダーできます。取材日のランチには、ロースビーフや海鮮ちらし寿司など豪華メニューがずらり。「普段は赤提灯系の居酒屋に入り浸っているので、なんだか緊張しちゃって照。正直な話、味があんまりワカラナイ。ちくしょー!(セノオ)」
温泉に浸かった後は、サウナ⇄外気浴でととのいまくる!





ダイニングの奥に続くのは水まわりのスペース。源泉かけ流しの露天風呂に、木の温もりを感じるサウナルーム、水風呂やととのいスペースも設けられています。シャンプーや化粧水などアメニティ類も大充実。国立新美術館のミュージアムショップをディレクションしたバイヤー兼キュレーターの山田遊さんによるセレクトで、ホテル内の至る所に気の利いたアイテムがセットされています。ちなみに、アメニティ類は全ての「NOT A HOTEL」で統一されています。「ヘアケア用品や日用品が同じなのは嬉しい! どこの「NOT A HOTEL」に泊まっても安心感に包まれそう(ウラヤマ)」
空中散歩ならぬ空中遊泳!?
リビングの先には幅約10mのテラスに続く大きな開口があります。ソファ付きの焚き火スペースや12mプールが配置されていて、ホテル内にいながら優雅なアウトドアタイムも過ごせます。温水にもなるので冬でも楽しめます。「プールの底が思っていたよりも深い驚! きっと自然の中で泳いでいる感覚になれるんだろうな〜(ウラヤマ)」
原稿が進むに違いない!天井3mを超える書斎
1Fを満喫し、一同は2Fに逆戻り。こちらは奥行き5mの秩序正しい静かな書斎。自然を切り取る縦長の開口とデスク以外に何もない、一人で集中するにはうってつけのスペースで、誰にも何にも邪魔されずに仕事や読書に没頭できます。「エントランスからチラ見えしていて、一階を見学していた時から、ずっと気になっていたんです。あ〜ホンマに素敵や(セノオ)」
こんなところで原稿書いていたら、スルスルいい文章が浮かんできそうじゃないですか? 両手を上げて背筋を伸ばしても、いつもの何十倍もキモチいい〜
原稿の上がりが早くなったら、私の仕事も楽になる〜笑。やっぱりセノオくん、NOT A HOTELは買いじゃない!?
自然の絵画を鑑賞できる寝室で完璧ノックアウト
寝室はマスターベッドルームと2つのゲストルームを加えた全部で3つ。全ての部屋が高原に面していて、大きな窓から見える風景は絵画のように美しい。「東向きっていうことは、朝陽が差し込むんですね。絶対キレイに違いない! コーヒーでも呑みながら、優雅なモーニングタイムを過ごしてみたい〜(セノオ)」
スマートスピーカー、テレビ、サウナの温度、空調、床暖房など各種IoT機器は、タブレットで一元管理されています。そのため部屋の明かりやブラインドの開け閉めは、ふかふかのベッドの上に寝っ転がったままで調整可能です。
7か所目となる新拠点の販売スタート!
利根川の水源地を一望できる「NOT A HOTEL MINAKAMI」
これまでご紹介してきた「NOT A HOTEL NASU」の物件は、すでに全て完売。……なんですが、谷尻誠氏・吉田愛氏率いるSUPPOSE DESIGN OFFICEとタッグを組んだ建築の第2弾、「NOT A HOTEL MINAKAMI (TOJI)」の販売が8月7日(月)正午からに決定しました!

「NOT A HOTEL MINAKAMI」は、利根川の源流となる美しい水源に恵まれる群馬県最北端の水の都、みなかみ町の山頂に建てられた7か所目の新拠点。見渡す限りの絶景が広がる山頂に7つの独立した温泉ヴィラ「TOJI」が誕生しました。温泉ヴィラは最大6名滞在できる2階建。温泉街に昔から伝わる医療法“湯治”に着想を得たデザインで、一番の特徴は居室を囲う15mのインフィニティプールや露天風呂。水面越しに季節ごとに表情を変える雄大な自然を独占できます。
180度のパノラマビュー

1Fには寝室や駐車スペース、2Fには解放感のある二重ガラスを採用した象徴的なリビングが鎮座。天然温泉の露天風呂など非日常を味わうには申し分のない環境が整っており、訪れた瞬間からプライベートモード全開で過ごせます。1週間も滞在すれば、忙しい日々の疲れはスッキリ癒えるはず。歴史ある温泉に恵まれるみなかみの山頂にて開拓された伝統的な湯治文化の新境地を、ぜひあなたも体感してみてはいかがでしょう。
次はMINAKAMIにも行ってみたいね〜! NOT A HOTEL巡りをする旅なんて、めっちゃいいじゃ〜ん♪
取材だけでも大満足大興奮でしたが……それだけに、やっぱり自分のプライベートな時間をここで過ごしてみたい! ちなみに、価格はおいくら万円なんでしょう
年10に日の所有権で、税込2451万円だって! セノオ君が購入したら、ぜひ宿泊券をギフトして〜
ウラヤマさん、その手がありましたね。僕が大金持ちになるよりも、セレブと友達になって買ってもらい、そんで宿泊券を貰えばイイんだ!
よっ!ゆとり世代!! って、私も人のこと言えないなぁ〜笑
水の都に突如として誕生した温泉集落
住所:〒379-1311 群馬県利根郡みなかみ町石倉
アクセス:関越自動車道 水上ICより車で5分
総客室数:7戸
NOT A HOTEL公式オンラインストア:https://notahotel.com/shop/minakami/toji