特集・連載
「一見派手なコンビもグレー文字盤なら意外とシックなんです」ロレックス
センスがエグい腕時計ガイド ビギンは考えました。センスがいい人は、腕時計選びの背景にも光るものがあるはずだ。時計との巡りあわせは、時にその人の生き様までも垣間見えるのです。だからこそ、えげつないセンスを感じさせる愛機の選び方を知りたい! 時計は、持ち主の味(センス)が現れるものだから。 この記事は特集・連載「センスがエグい腕時計ガイド」#02です。
バブアー 坂下康平さんの俺的名作時計
【ロレックス】コスモグラフ デイトナ
本当はSSのデイトナが欲しかったんですが、ご存知の通りメチャ高騰していますし、みんなが持ってるモデルをあえて高い値段を出して買うのはどうなんだろうと。
だったらコンビという選択もアリかもと考え、去年入手したのが18KYG×SSのコチラ。本来は貴金属を使ってるこっちのほうが高いはずなのに、SSのデイトナよりずいぶんお安く買えました。
友人からアラブの大富豪かよ、とからかわれることもありましたが(笑)、あまり見ないグレー文字盤を装着していることもあって、そこまで派手すぎず、意外とシックに着用できるんですよね。
全体的に温かみが感じられるためか、とくに茶系やアースカラーの服に合わせると全体が調和してエレガントにキマる。思い切って買ってよかったなぁと実感しています。
じつは僕は青サブのコンビも持っているんですが、コンビの時計ってアクセがシルバーでもゴールドでも合わせやすく、もっと見直されてもいいと思います。
バブルの頃に流行ったから、オッさん臭いイメージが拭えないのかもしれませんが、今は一周回って袖口を新鮮に彩ってくれる。成熟した大人のセンスを見せつけるには絶好だと思います。
もちろん普段の装いをリッチに格上げしたいときにも活躍。とくにバブアーはジップがゴールドだから相性が良く、服が持つノーブルさまで引き出されるような。同じ大枚を叩くならコンビのロレックス、皆さんもいってみせんか?
- 1963年に誕生した傑作クロノグラフコレクション
- 最初は手巻き。88年に自動巻き化を果たす
- 2000年に自社製ムーブ搭載。以後も進化をやめない
昨年9月に銀座の時計ショップで購入した2011年製のデイトナ(Ref.116523)。同じコンビケースの白文字盤もあったが、グレーのほうが全体の色合いが調和し、シックにつけられると感じたそう。デイトナの完成されたデザインも、ぐっと格調高く見えるとお気に入り。
ベルト×グレー文字盤が同トーンで上品な印象に。アースカラーの服とも相性◎
バブアー パートナーズ ジャパン
コミュニケーション ディレクター
坂下康平さん
1981年生まれ。バーニーズニューヨーク、輸入代理店SDIを経て独立。バブアーパートナーズジャパンで営業兼PRとして活躍。
[おいしい時計選びの極意]一期一会の出会いを大切にしています
[ビギン2023年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。