特集・連載
自然の中で贅沢に。パイプで野外時間をゆったり満喫
アウトドア道具について考え直そう オープンエアだし!とコロナ渦において、さらに一般的になった「アウトドア」。これだけ多くの道具&TOPICが溢れているなか、Beginが今、改めて大切にしたいのは「クラシック」なモノやコト。時間がかかってもいいじゃない、便利な時代だからこそクラシックって新鮮! この記事は特集・連載「アウトドア道具について考え直そう」#25です。
[絵になる男の]新ルール
野でパイプを
自然の中で吸うタバコは美味い。その至福の時間をより贅沢なものにしたい愛煙者は、紙巻きではなくパイプに挑戦してはいかが、というのが綿谷画伯の提案だ。慣れてくれば一度葉を詰めただけで30分〜1時間ぐらい吸え、そのスローな感じが野外時間をゆったり満喫したい気分に沿うと言う。
もっとも、匂いのキツさが気になる人もいるかもしれないが、画伯が愛飲するような無香料系の葉なら大丈夫。なお初心者が扱いやすいのは“ビリヤード”という煙道がまっすぐのタイプで、葉を詰めるボウル部分が分厚いもの。
上で紹介したのはデンマークの老舗製で、ともに天然木ゆえ、使い込むほど艶が増す。こういう育てる楽しさがあるのもパイプの魅力だ。
パイプを吸う所作そのものも野外だと絵になるんだよなぁ
[教えてくれた人]
イラストレーター 綿谷 寛さん
約10年前から本格的にパイプにハマり、写真内で使用しているパイプはピーターソン製。他、7本所有。
使い込むと味が増すところもモノ好きには刺さるポイント
スタンウェルの
右/ロイヤルガード 29 左/ブラックダイヤモンド 88
右/1万6500円、左/1万7600円(ともに銀座菊水)
※表示価格は税込み
[ビギン2023年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。