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肉好きはこの特集を熟読すべし。今や自宅でも高級焼肉店に負けない激ウマッ!! な焼肉が食べられるんです。しかもリーズナブル、かつスマートに。ここでは“おうち焼肉”を賢く楽しむための重大な10大事項を発表します!

 

今どきホムパに欠かせない!
01.“おうち焼肉”がコスパ最強と心得よう!

おうち焼肉”がコスパ最強

ひと昔前までおうち焼肉といえば、気張ったお父さんがホームプレートに肉も野菜もガバッと広げて焼きまくる、なんだか雑なイメージもあったわけですが、時代は激変。今は高級焼肉店レベルの美食を自宅でリーズナブルに実現できるんです。

たとえば、下の写真のような極上のお肉を焼肉屋さんで食べれば、肉代だけで最低1.5倍は確実。高級焼肉店でお馴染みの希少部位だって、街の精肉店や通販などで、簡単に入手できちゃいます。

そしてここ最近“煙が出にくい”グリルの進化は目覚ましく、おうち焼肉最大の懸念材料である部屋が臭くなる問題もクリア。と、肉好きにとってステキすぎる♡ 環境が整った今、おうち焼肉をしない手はないってもん!

 

国産和牛A4ランク4人前

国産和牛A4ランク4人前

自宅で焼けばこ〜んなに食べても1人前1500円也!

一体いくらに見えます!? これは人気精肉店「肉の藤枝」でオーダーできる4人前(全600g)のセット。焼肉店さながらの希少部位も入って、1人前1500円にゃあ到底見えません! これぞおうち焼肉コスパ最強の証!!

 

高級焼肉店に行かなくても食べられる!
02.“おうち焼肉”なら希少部位もリーズナブル!

おうちだって焼肉=カルビ一辺倒じゃツマラナイ。「こんなの自宅で食べられるの~!? 」な希少部位だって、簡単に手に入るんですから! ここでは自宅焼肉を数段ランクアップしてくれる牛肉の目利き術を伝授しちゃいます!

お肉屋さんで
モ〜迷わない

肩ロース

細かな筋肉が入り組む部位からは、サシたっぷりのザブトンや、高級肉のリブロースに似た味の肩芯が取れる。

リブロース

サーロインのお隣さん。とろける舌触りのリブロース芯や、脂がのったリブカブリ、旨み濃厚なマキから成る。

サーロイン

ステーキでもお馴染みの牛肉の王様。美味しすぎて英王室がナイトの称号「サー」を与えたことからこの名前に。

ランプ

サーロインに続くお尻の肉は、赤身と脂身がバランスグッド。脂が苦手になってきたビギン世代にもおすすめ。

モモ

赤身肉ブームで注目高まる後ろ半身。ランプやハバキ、カメノコなど知ってるとちょっとツウな肉が目白押し。

シンタマ

内モモ下にある球状の赤身肉。その中心部はユッケ向きのシンシン。端はモモ肉ながらコクのあるトモサンカク。

ヒレ

腰の奥のあまり動かさない筋肉は、深窓の令嬢のようにふっくらきめ細やか。中心部は高価なシャトーブリアン。

中バラ・外バラ

お腹のあばら骨辺りの肉。中落ちやカイノミ、タテバラ、ササニクなどに分かれ、甘い脂はタレとの相性が抜群!

うでとも呼ばれる肩はモモより霜降り度が高め。ミスジや肩サンカク、トウガラシなどジューシーな肉の宝庫。

肩バラ

特上カルビとして人気のサンカクバラ、シチューにも適した肉質硬めのブリスケなど、バラエティに富んでいる。

 

ところで……
焼肉の定番「カルビ」ってなんだ?

カルビ

実はカルビなんて部位は存在しない!

カルビとは韓国語で「あばら」のこと。カルビ=脂ののった肉全般を指す言葉として広まったが、部位としては存在せず、上も並も基準はない。ある店では上が別の店では並だったりもするので、こだわり派は細かい部位まで記載された精肉店で買うのがベターだ。

 

スペシャル感とお得感を両立できる選び方とは?

せっかくのおうち焼肉、肉にはとことんこだわりたい。でも、何をどう選べばいいの? っておうち焼肉ビギナーも多いはず。

「サーロインやヒレもいいですが、あまりメジャーじゃない部位を選ぶとホムパで肉通ぶれますよ(笑)」と言うのは藤枝さん。

「例えば、ロース芯。肉質はサーロインに似ていますが、こっちのほうがリーズナブル。濃厚なサシが楽しめる希少部位のミスジも実は超高価ではありません。これらを軸にカメノコやハバキなどのさっぱりした赤身肉や安価なホルモン系を組み込めば、スペシャル感とお得感を両立した最強打線が組めますよ」。

で、組んでもらったのがなんともニクい下の6点セット。肉質の柔らか~い未経産雌牛のA4ランクに、ナイス・トゥ・ミート♡

 

ホントは教えたくない!? 実は盲点な部位はココだ!

1頭から5kgしかとれない希少部位!

ミスジ

運動するから味が濃ゆい

トップバッターは、口福感ハンパない希少部位のミスジ。肩部分の肉で、キメ細かい繊維とさっぱり上質なサシが特徴。よく動かす部位のため、濃厚な味わいで甘みもジュワ~。100g/約1600円~。

テンダーロインのネイバーフッド!?

ロース芯

高級肉のお隣は好物件

リブロースの中心にあたる“ロース芯”はサシが強くて柔らかく、サーロインやヒレの隣の部位で、それらに迫るとろけるような食感ながら、比較的安価な穴物件。塩やわさび醤油で食べるのがオツ。100g/約1800円~。

モッチモチの白肌。惚れてまうやろー

マルチョウ

やわ肌は禁断の味

リッチな正肉を楽しんだら、お次はホルモン独特の食感を楽しもう。なかでも小腸に当たるマルチョウはホルモンの代表選手。タレを絡めてこ~んがりと焼けば、ほとばしるジューシーな脂に悶絶必至だ。100g/約500円~。

新鮮なほどエッジの“立ち”がいい!

レバー

鉄分満タン女子ウケ抜群

新鮮なほど角が立っているのが特徴で、ねっとりとした食感と甘みはあと引く旨さ。好き嫌いの分かれる部位だが、新鮮なレバーなら苦手な人もいけるかも!? ホルモン系はしっかり焼いてから食べよう。100g/約500円~。

亀甲みたいと言われます

カメノコ

最強赤身肉のほまれ高し

その名の通り、カメの甲羅のような形をしたモモ肉。赤身肉の最高峰と称される噛むほどに濃厚なコクを感じる味わいは、クライマックスの幕開けに絶好。あっさりポン酢で味わうのが肉ツウの流儀だ。100g/約900円~。

濃コク赤身肉なれど口当たり柔らか~♡

ハバキ

ギャップ萌えのヒラメ筋

ふくらはぎのヒラメ筋に相当するモモ肉。赤身肉のイメージとは裏腹にふっくらソフトでコク深め。このギャップに肉の奥深さを思い知らされる。カメノコと並び有終の美を飾るのにふさわしい部位だ。100g/約700円~。

教えてくれたのはこの人

藤枝祐太さん

「肉の藤枝」代表 藤枝祐太さん
未経産雌牛のA4以上にこだわる精肉店オーナー。焼肉店「焼肉芝浦」も人気。『焼肉美味手帖』(世界文化社刊)も監修した焼肉界のカリスマ的存在。

(問)肉の藤枝
☎03-6805-4129
住所.東京都世田谷区下馬1-45-6

※牛肉の価格は時期によって変動することもあります。
※表示価格は税抜き。

 


[ビギン2018年4月号の記事を再構成]
写真/北生康介 藤沢徳彦 文/間中美希子 スタイリング/佐々木 誠 イラスト/TOMOYA

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