特集・連載
ハイブリッドレンズで視界良好。肩にはブレディ、ランドナーで浪漫に走る自転車旅
アウトドア道具について考え直そう オープンエアだし!とコロナ渦において、さらに一般的になった「アウトドア」。これだけ多くの道具&TOPICが溢れているなか、Beginが今、改めて大切にしたいのは「クラシック」なモノやコト。時間がかかってもいいじゃない、便利な時代だからこそクラシックって新鮮! この記事は特集・連載「アウトドア道具について考え直そう」#08です。
自転車で旅に出るなら、フランス発祥の「ランドナー」を相棒にするのはいかが? ロードバイクやクロスバイクに比べたら重く、速くもありませんが、長距離走破性は高く、積載性も優秀。レトロで優美な佇まいは旅先で絵になりますし、のんびり気ままに走るからこそ見えてくる景色もあるんじゃないかと。
[軽い・速いを越えた]新ルール
01.ランドナーで浪漫に走る
自転車旅のカルチャーは東叡社なくしてあり得ない
東叡社の
ランドナー
1970年代の日本で若者たちを自転車旅に駆り立てた張本人もランドナー。そんなツーリングバイクのオリジンとしての魅力も、アウトドアにロマンを求める人には絶好でしょう。
写真は日本で最初にランドナーを作った「東叡社」のフレームを使用。こんな一台なら“わかってる感”もアピールでき、より気分良く走りを楽しめます。オーダー価格約35万円〜(サイクリングショップ ツバサ)
[レンズ越しの世界が変わる]新ルール
02.ハイブリッドレンズで曇りの日も視界良好
偏光×ハイコントラスト搭載! 鯖江発の感動レンズ
アウルミルズの
サングラス「イザナギ」
野外アクティビティで頼りになるサングラスといえば、従来はギラつきや乱反射を抑える偏光レンズ、または特定の波長(色)をカットして色彩を鮮明に見せるハイコントラストレンズの二択でした。
その状況を打破したのが鯖江の「アウルミルズ」です。なんと日本で初めて2種のレンズ性能を融合したハイスペックレンズを搭載。結果、朝から夕方、曇りや雪の日などあらゆる天候下でクリアな視界を実現しているのです。
ご覧の通りデザインも優れていて、テンプルのエンド部分をカラビナ仕様とし、付属のグラスコードを簡単に着脱できるのも気が利いてる。訪れたフィールドの真の美しさを満喫したいのなら、是非ともコイツ越しにご覧あれ。2万2000円(アウルミルズ)
[シャカシャカしないサコッシュの]新ルール
03.肩にはブレディ
狩猟由来のタフさも備えた紳士なサコッシュ
ブレディの
コルネ ミニ
アウトドアですっかり市民権を得たサコッシュ。コンパクトで便利な反面、シャカシャカ、ツルツルしたナイロンやポリ混素材が大半で、大人が身につけるには少々スポーティすぎる場合も……。その点、「ブレディ」のコイツなら合格。
コットンツイルの風合いに加え、ハンティングバッグを小型化したようなデザインにより、肩にかけたスタイルがぐっと大人っぽくキマってるでしょ? じつはこちら、デザイン自体は、ブランドの定番である薬莢収納用の“カートリッジバッグ”がベース。
だからかどこか硬派なニュアンスもあり、ダブルステッチやトリミングのブライドル革など仕立ても非常に堅牢。雰囲気ある野外スタイルを築きたいなら、コイツをお供に。W18×H14×D7cm。3万3000円(ビショップ)
クラシックな装いでGO! エンジニアド ガーメンツのジャケット7万3700円(エンジニアド ガーメンツ)ビームス プラスのシャツ1万4300円、同ショーツ1万9800円(ビームス プラス 原宿)ニューバランスの靴2万900円(ニューバランスジャパンお客様相談室)スミスの時計49万9000円(ウォッチギャラリー・ビッグベアー)ソックスはスタイリスト私物。
※表示価格は税込み
[ビギン2023年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。