地蔵通りに集まる、世にも希少なモノ語。いま特にアツい5店舗をご紹介

【 代々木上原・代々木八幡 】感度の高い人が集まるエリアには、自ずとセンスのいいお店も増えるわけで。なかでも小田急線の代々木上原～代々木八幡を結ぶ地蔵通り周辺は、ハイセンスなレア品がたくさん眠っています。特にアツい5店舗がこちら！

［1］国立公園から日本に届いた激レアのグリーン

ハナチョウの塊根植物

一般的に海外の塊根植物は、検疫の段階で根を切り落とすため、お店に並ぶまでに全体の7割以上が枯れてしまう。写真両端はサイズも大きく、もはや存在が奇跡的。写真中央はユタ州国立公園原産のアガベ。公園内の私有地が売り出されたときに限り、その一角の株だけ仕入れられるというワケありな珍品種だ。

写真右からオペルクリカリアパキプス40万円、アガベユタエンシスエボリスピナ25万3000円、パキポディウム・ウィンゾリー32万円。

［2］ミシュラン東京常連のヘルシーすぎる水餃子

按田あんだ餃子の水餃子定食

グルメの激戦区として知られる代々木上原で、10年以上の歴史を持つ実力派。その人気を保つだけでもレアな存在だが、なんとミシュラン東京に餃子カテゴリーができて以来、8年連続でビブグルマンに選出されている。

名物の水餃子は、美容効果も期待できるヘルシーな味わい。殻ごと粉末にした有機ハトムギを練り込んだ自家製の皮で、国産の鶏と豚をベースに旬の素材を組み合わせた餡を包み込んでいる。水餃子定食1320円。

［3］何から何まで豪華すぎ！ 収集癖を刺激する飲酒の指南書

サントリーの洋酒マメ天国

サントリーのPR誌『洋酒天国』の豆本Ver.。手のひらサイズのハードカバーで、60年代後半に全36巻が発行された。装丁はトリスウイスキーのキャラクターでお馴染みのイラストレーター、柳原良平。開高健や横尾忠則など豪華メンバーが、一人ひとり一冊丸ごと編集し、酒の嗜み方を説く。

通常はセット販売されるが、サブカル系書籍に強い古本屋リズム＆ブックスでは単品買いも可能だ。著者の人気度で値が変わる。500円〜800円。

［4］一流ホテルのインストゥルメンタルが限定生産でレコードに

青山グランドホテル×永井博×アダルト オリエンテッド レコードのレコード

Adult Oriented Rockをご存じ？　今流行りのシティポップの先駆けといわれる、かつて一世を風靡した大人向けロックのこと。

そんなニッチなジャンルに特化するレコードショップが手掛けた青山グランドホテルのBGMは、都会派ながらレトロなサウンドで、針を落とせばセンスのいい空間が即完成！　しかもジャケットはあの永井博氏の描き下ろしで、壁に飾っているだけでも絵になる。完全限定枚数のためお早めに。3300円。

［5］東京で買えるのはココだけ！ 完全受注生産限定の幻ブランド

マニュティ×ロフトマンのレザートート

東京のレザーブランド、マニュティは卸売をしていない。女性デザイナーが一点一点手作りするため、生産数に限りがあるのだ。しかし長年の付き合いからロフトマンだけは特別で、大阪・梅田と東京・代々木上原の2店舗のみで展開している。

こちらは型から受注した渾身の別注作で、メゾン御用達の上質なレザーに加え、ロゴも配さないミニマルさで汎用性もピカイチだ。ハンドルの長さも調整可能。A4サイズ。各6万5000円。

 
※表示価格は税込み

［ビギン2023年6月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。