特集・連載
どこが別注ポイントかわかるかな? 細かなこだわり「クイズ・ザ・違和感」
別注大図鑑 【別注】とは「名作を所有する名ブランドに、お店や他のメーカーがお願いをして、スペシャルな逸品を作り上げる」こと。それすなわち、Begin(皆さまもでしょ?)が大好きな「名作ゆえの安心感があるのに、いつもと違って新鮮♡」の宝庫。 本企画では、オールジャンルで100を超える怒濤のレア別注の魅力をわかりやすく解説! これほど多くの別注アイテムが一堂に会するのは、史上初でない~!? この記事は特集・連載「別注大図鑑」#16です。
ディテール変え別注は、見た目にはわかりにくいのに絶大な効果を生むもの。同じに見えてじつは全然違う!名門の傑作モノを、定番と別注とで比べてその違いを見極めよう!
1【LACOSTE】どこが別注ポイントかわかるかな?
色は違うけどそれ以外で!
LACOSTE[ラコステ]
ポロシャツ L.12.12
代名詞的存在のL.12.12は、ボタンを開けてもキリッと自立する衿元がややスポーティだ。1万6500円(ラコステお客様センター)
LACOSTE×UNITED ARROWS[ラコステ×ユナイテッドアローズ]
ピケポロシャツ
上品なワントーンのクラシックフィット。衿の開きがこなれてるその訳とは……↓ 1万8700円(ユナイテッドアローズ 原宿本店)
[答え合わせ]
前立て裏のパーツが一枚布で開きがいい
色も違うのだけど、もっとも注目してほしいのは衿元。通常2枚の布を縫い合わせる前立て裏を一枚布に。ボタンを開けたときフワッと自然に、スキッパーっぽく上品に衿元が開くってわけ。
2【Jennifer Curtis】どこが別注ポイントかわかるかな?
柄もだけど別角度で!
Jennifer Curtis[ジェニファー・カーティス]
シルバーバングル
ナバホ族のカリスマ、トーマス・カーティスを父に持つ女性作家。力強いスタンプが特徴。3万5000円前後で購入可能。(参考商品)
Jennifer Curtis×Maps[ジェニファー・カーティス×マップス]
シルバーバングル
安定感あるモチーフ使い、力強いスタンプは健在ながら、なんだか普通じゃない。その違和感の訳とは……↓ 3万5200円(マップス)
[答え合わせ]
スタンプワークが側面に施されている
スタンプワークは若干違う。だけどもっと驚きなのは、天面に施されることの多いスタンプがサイドに! 反対の面はスタンプなしのソリッドなデザインで、一本で2度おいしい仕様なのだ。
3【JOSEPH CHEANY】どこが別注ポイントかわかるかな?
どう見ても同じだけど…
JOSEPH CHEANY[ジョセフ チーニー]
ハワード
グレインレザーが男らしい定番コインローファー。ダイナイトソールを採用している。8万2500円(ブリティッシュメイド 銀座店)
JOSEPH CHEANEY×BRITISH MADE[ジョセフ チーニー×ブリティッシュメイド]
ハワード
レザーもデザインも右に同じ。ソールはどことなくボリュームが。その真相は……↓ 8万2500円(ブリティッシュメイド 銀座店)
[答え合わせ]
ストームウェルト仕様になっている
これはかなり難問! 靴好きなら即答かもしれないが、よく目を凝らすと、アッパーとソールの間に盛り上がりが! 水の浸入を防ぐウェルトの仕様で、ゆえにボリュームもアップしている。
※表示価格は税込み
[ビギン2023年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。