Sponsored by SEIKO
国産時計の最高峰といえばもちろん「グランドセイコー」ですが、かつてそれと並ぶ人気を博したもうひとつの雄が存在したことをご存知でしょうか? それこそが「キングセイコー」。クォーツの台頭で姿を消し、以降アンティーク市場でしか手に取ることができませんでしたが、誕生から60余年経た2022年にまさかの復活! これがまた今の気分にドンピシャな仕上がりなんですよ。なぜ今改めてキングセイコーが魅力的に映るのか? 時計にうるさいライターとスタイリストで熱く語り合いました。
有識者に復活の必然性について
アツ~く語っていただきました!

【Timelyな理由①】
レトロブームともマッチしながら
“手の届く上質”を体現するモデル
吉田/電撃復活した「キングセイコー」、その素晴らしいデキが、昔からキングセイコーを知る時計好きはもちろん、モノ好きの間でもいま大評判だよね。
武内/いかにも60年代の高級国産時計らしいデザインは、昭和レトロなファッションやカルチャーが注目される今の時代の気分にもぴったり。ボクも早速ビギン本誌でスタイリングに使わせてもらいました。たしかこのデザインは、かつてのキングセイコーの定番モデルをベースにしているんですよね?
吉田/キングセイコーはあの「グランドセイコー」誕生翌年の1961年にデビューし、70年代後半に生産終了となったんだけど、今回のレギュラーモデルは“KSK”と呼ばれる、65年に発売された2代目キングセイコーをベースにしているんだ。細かいところまでマニアックに再現されていて、オリジナルと比べてもパッと見じゃ見分けがつかないくらいだよ。ホラ、たとえばこの12時位置のインデックスを見てよ。
武内/そこ、ボクも注目していました。ダイヤ状の格子模様が入っていますよね。
吉田/昭和のオヤジ世代が持ってた海外ブランドのライターみたいなデザインでしょ? ボックス型のサファイアガラス風防や、キングセイコーの“盾”マークとあいまってレトロテイストを盛り上げるポイントになってる。
武内/あとやっぱりこの直線基調のデザインがいいですね。キリッとエッジの立ったケースや、ガシッと太めのラグが、力強い雰囲気を高めてる。
吉田/アンティーク調の趣きを醸しつつ、シャープかつソリッドなのもいいよね。
武内/そうそう。そこもかえって60年代インダストリアルデザインって感じでグッとくる♡ 視認性に優れた太くて長い針や、回しやすい大きめリューズなど、実用性をとことん考慮した機能美デザインもいいですね。
【Timelyな理由②】
ON/OFF使いが必須の時代に沿う
“ミニマルさ”と“絶妙なサイズ感”
吉田/復活したキングセイコーは、ケースの大きさもよくない? 径37㎜の小径で、オリジナルのKSKに近いコンパクトなサイズ感を実現してくれた。ちなみにKSKは手巻きだからケースも薄かったんだけれど、今作は自動巻きムーブメントを積んでいながら、ケース厚12.1㎜とかなりスリムに仕上げてきた。
武内/まんまアンティーク時計のプロポーションですもんね。ファッション的にもいまは大きくてブ厚い時計をするのはダウントレンドですし、この大きさに刺さる人も多いでしょうね。個人的にはデイトなしのミニマルな文字盤レイアウトも気に入っています。
吉田/実用性を考えればデイト表示があったほうがいいかもしれないけれど、ボクもこのスッキリした顔は好み。
武内/コンパクトかつミニマルなデザインなのに、袖口で存在感を発揮してくれるのもいいんですよね。これはソリッドなデザインに加えて、このフラットな多列ブレスレットの効果も大きい。リンクが細かいせいか、手首でキラめいてなかなかのアクセサリー効果を発揮してくれる。
吉田/そのブレスレット、60年代のキングセイコーがオプションとして採用していたデザインをオマージュして、今回のブランド復活のために新しく開発したらしいよ。仕上げも素晴らしいし、めちゃめちゃコストがかかっていると見た。
武内/ちょっとアンティークのラグジュアリースポーツウォッチみたいなニュアンスもあるなと感じていたんですが、それもこのブレスのおかげでしょうね。

OFF STYLE/カンプリンのジャケット9万200円(カヴァレリアtel06-6258-7577) モンサオのシャツ4万6200円(エイチジェイエムtel03-6434-0885) フェデリのカットソー2万5300円(トレメッツォtel03-5464-1158) トリプル ダブルのパンツ2万7500円(ノウンtel03-5464-0338) コンバースの靴6380円(コンバースインフォメーションセンターtel0120-819-217)
吉田/このキングセイコー、具体的にはどんなスタイリングに似合うと思う?
武内/昔ならスーツスタイルにベストと答えていたでしょうが、今はこういう小径のクラシックな時計をカジュアルにサラリとつけてもカッコいいと思います。ただ時計にシックな雰囲気があるため、化繊素材を用いた服よりも、ウールやコットン、レザーといったクラシックな素材感のほうがより合う気がしますが。
吉田/たしかにクラシックな素材を用いたトラッドな服と相性良さそうだよね。アウターで言えばオイルドクロスのバブアーや、ゴム引きのマッキントッシュとか…。
武内/紺ブレなんかとも合うと思いますよ。今の若い人たちはお父さん世代が着ていたようなコートやジャケットを古着屋さんで買って着ていたりするじゃないですか。そんなスタイルの締めにもちょうどいいでしょうね。
【Timelyな理由③】
多様性が求められる今
自分好みにアレンジできる
吉田/いろんな文字盤カラーを用意しているのも嬉しいよね。65年のKSKのオリジナルカラーを再現した放射仕上げのシルバー文字盤のほか、マットなヘアライン仕上げのソリッドシルバー、チャコールグレー、ブラウン、レッドと5色もある。
武内/専用の別売りレザーストラップも5色用意しているのもすごいですね。これなら完全自分好みの1本をつけることができる。
吉田/こういうふうに自在にアレンジできるところも、多様性が求められる今の時代にふさわしいと思える。
武内/今の時代にふさわしいと言えば、最近の消費者って、時を経ても魅力が薄れない本当に価値あるものを求めるマインドになってきていますよね。コロナ以降はとくに。そこにこのキングセイコーのように本質を追求した時計はズバリとハマる。そういう意味からも、今回の復活は時代の必然だったと思えます。
吉田/お値段もいいしね。時計を含め、諸々の値段が上がっている中、これだけのクオリティの機械式時計が10万円台で買えるなんて、マジでバーゲンプライス。
武内/“手の届く高級時計”というキングセイコー誕生時のコンセプトをきっちり守っていますよね。
吉田/時代が求めたというか、ワレワレが求めた一生モノ時計の新たなスタンダード。こんなに美味しい時計、他にないと思う。
武内/同感です。
ライター吉田さんSELECT
「一番気に入ったのはSDKS005。遠目には黒文字盤に見えながら、じつはチャコールグレーというところが、大人の奥行きを演出するのにぴったりかと。そこに焦げ茶のカーフストラップを装着すると、よりヴィンテージな趣きが増すと思います。ちなみにこのストラップ、ステッチがワンポイントになっていて、程よくカジュアルに感じがするのも好き。ボクは黒の服に茶の小物を合わせることが好きなんですが、そこにぴったりハマるセレクトだと思います」。
SDKS005/径37㎜。厚さ12.1㎜。10気圧防水。自動巻き。SSケース&ブレスレット。19万8000円。替えストラップのXSL00719/1万7600円。
スタイリスト武内さんSELECT
「放射仕上げのシルバー文字盤を装着したSDKS001と同じような色調ですが、こちらは文字盤にヘアライン加工を施したことでマットな仕上がり。光沢を抑えているのでキングセイコーのインダストリアルなテイストも高まり、カジュアル方向で一層つけやすいんじゃないかと考えました。替えのストラップに交換してもいいんですが、このマットな文字盤とフラットな多列ブレスレットの相性がとてもよく、しばらくはこのままで楽しみたいですね」。
SDKS003/径37㎜。厚さ12.1㎜。10気圧防水。自動巻き。SSケース&ブレスレット。19万8000円。
ビギンSELECT
65年に発売されたKSKと同様に、上品に輝く放射仕上げのシルバー文字盤を装着。光の当たる角度で微妙に表情を変えるのが魅力で、復活したキングセイコーの中でも一番の売れ筋だ。SDKS001/径37㎜。厚さ12.1㎜。10気圧防水。自動巻き。SSケース&ブレスレット。19万8000円。
King Seiko Touchキャンペーン開催!
2022年12月5日(月)から23年1月9日(月)の期間、店頭でキングセイコーを試着された方の中から抽選で、豪華景品をプレゼントするキャンペーンを開催。キングセイコーの素晴らしい仕上がりを直に体感したい人はこのチャンスをお見逃しなく。キャンペーンの詳細はコチラからご覧ください。
問い合わせ先/セイコーウオッチお客様相談室 0120-061-012 KING SEIKO公式サイト SEIKO公式サイト
写真/若林武志(YUKIMI) 文/吉田 巌(十万馬力) スタイリング/武内雅英 ヘアメイク/北村達彦 編集/増井友則(Begin NEWS)