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見た目カッチリ動きはスムーズ! ランバン オン ブルーの最新セットアップ
お値打ちモノgram 作り手の思いが詰まることで生まれた、価格以上の価値があるもの、つまり「お値打ちモノ」。ここでは編集部が足と口コミで見つけてきた「お値打ちモノ」の数々をシェアします! この記事は特集・連載「お値打ちモノgram」#70です。
作り手の熱い思いが詰まることで生まれた、価格以上の価値があるいいもの、つまり「お値打ちモノ」。ここでは編集部が足と口コミで見つけてきた「お値打ちモノ」の数々をシェアします!
ランバン オン ブルー動態立体ジャケット&ガゼットクロッチパンツ
ジャケットは2ボタン&サイドベンツで、アーム部だけでなく全体的に動きやすい。品のよさがランバン オン ブルーならではで、仕事用に着用しても違和感のないコットンサテンのセットアップ。紺のほかベージュもあり。ジャケット5万9000円、パンツ2万8000円。
商標登録されたばかりの「動態立体」を知っているか
動きやすいジャケットをよく「着心地が軽い」と評しますが、これは物理的な重さだけを指すのではありません。主に腕回りが動かしやすいかどうか。
というのも、ジャケットの袖は腕を下ろした状態で袖付けされるため、パターンにゆとりをもたせる&いせ込みなどの技術を駆使しても、腕を上にあげるには多少の無理が生じます。
でも、ランバン オン ブルーの最新セットアップでは見事にそれを解消! まずは腕の動きに合わせ、いわゆる5枚はぎへとパーツを小分け。各々が腕の動きに極力適した方向で裁断され、それを組み合わせて2枚の生地へと昇華し、2枚はぎで縫製しているんです。これが動態立体なる技法で、驚くほど腕が動かしやすい。
実際にこのジャケットを羽織ってから特殊なエアバッグを仕込んで着内圧を測定したところ、肘を曲げる、腕をあげるといった際の圧力が半減~3/4になっていたんだとか。着心地が軽いとは、実際に、本当に軽くなるんです!



“♯適度な光沢が◎なコットンサテン素材”
綿93%に麻5%、ポリウレタン2%を混紡。ナチュラルな光沢があり、楽ジャケなのにエレガントに見える。ポリウレタンでストレッチ性もあり。単なるコットンセットアップとは違うのだ。
♯超スムーズに腕を動かせる画期的な実用新案技法“動態立体
最終的には2枚の生地の縫製になっているが、元々はつっぱりの要因となる5か所それぞれに合わせた方向の5枚の袖パーツを用意し、それを3枚袖→2枚袖と合体させたパターンを採用。
♯特殊なマチにより180度開脚OK
パンツも運動量の確保を考慮し、クライミングパンツのように股下にガゼット(ひし形状の布地)を設けている。脚の開きはストレスフリー。残る問題は穿く人の股関節の柔軟性だけ!?(笑)。
♯動態立体 ♯通勤電車のつり革 ♯ラクチン
(問)ジョイックスコーポレーション
TEL.03-3486-1573
http://www.lanvin-en-bleu.com
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年4月号の記事を再構成]
写真/上野 敦(プルミエジュアン) 文/礒村真介