特集・連載
2000年代生まれの定番アウトドアスニーカーが新しくてレトロな選択です
スニーカー 新・レトロ主義 コレクターや転バイヤーによる争奪戦が勃発! ネットフリマではショーゲキの高値で落札!? 著名人やハイブランドのコラボなど、スニーカー界のトレンドはプレミアものしか勝たん!状態なようで。もちろん、それが悪いとは言わないけど、前衛的なデザインはちょっと扱いづらいし、投機目的で買うのはロマンがないよなぁ、な〜んて思ったり。そこで、ビギンは誰もが安心して履ける"レトロ"に注目! だってスニーカーって毎日の歩みを支えてくれるものだし、何十年と愛され続ける定番やどこか懐かしい顔のスニーカーが、結局我らベーシック好きのワードローブには一番しっくりくるでしょ? え、レトロって古くさく見えない?的な心配も不要。たとえばレトロな要素をMIXしてモダンな顔つきにアップデートしたり、ソールだけ最新のエアに替えてみたり……。程よく"今っぽい"エッセンスが加えられた「新・レトロ」を選びの基準にすれば、時代も年齢も関係なくず〜っとカッコイイ♪ってわけで、ドドンっといっちゃいましょ! この記事は特集・連載「スニーカー 新・レトロ主義」#16です。
2000年代ミレニアルアウトドアスニーカーの進化論
[一周まわって]そろそろレトロ!が今最強のハズシ靴だ!
2000年代はスピーディなアクティビティ向けのアウトドア靴が続々登場し始めた時代。サロモンの「XAプロ」はこの系譜のど真ん中に当たります。
ミレニアル以降の新世代でありつつ、振り返ればすでに12年〜、つまり一回り以上が経過。それだけ革新的だったワケで、それを象徴する機能や意匠を踏襲しつついまだ生産され続けるモデルは一周まわってちょいレトロと言えます。
トップアスリートが今現在履いているかと言えば、否。でもランシューにおけるクラシック作よろしく、街に下りた途端そのレトロさが極上のハズシに。もちろんアウトドアギアとしての魅力や、多彩なテクノロジーは健在ゆえ、唯一無二の存在感も備えています。
持ち前のギア感がいつもの着こなしに鮮度をプラス
著名デザイナーや欧米の服飾業界人が足元のハズシにサロモンを選ぶのも恐らく同じ理由かと。だからここらで改めて宣言。今、最強のハズシになるのはミレニアルアウトドアシューズだ!!
2000年代初期、アウトドア靴の革新が始まった!
トレラン黎明期だった2000年代、今までにない軽量アウトドアスニーカーが誕生し始めた。日進月歩なこのカテゴリーで、改良されつつ今日まで生き抜いた、レトロスニーカーの新ジャンル。それこそがミレニアルアウトドアスニーカーだ。
[一周まわって]初代からの快適システムが着こなしにも新風を吹き込む
SALOMON
【NEW】8代目 2022
SALOMON[サロモン]
XA PRO 3D v8 GORE-TEX
スキーブーツで発展した同社が、山をスピーディに駆けるため開発した名品。雪山ギアで培ったクイックレースを採用し個性的なルックに。前作から約20gの軽量化に成功した。1万8700円(サロモン コールセンター)
ヒモを結ぶ必要のないクイックレースシステムも初代から
初代〜7代目(2005〜2017)







[一周まわって]どんな悪路もOK!なフォルムがフェスにイイ!
MERRELL
【NEW】8代目 2021
MERRELL[メレル]
カメレオン 8 ストーム ゴアテックス
モデル名の通り、トレイルから街まであらゆる環境・天候に対応する万能モデル。とくにローカット版における軽量なファブリックアッパーとカラフルな色バリエの相性が見事な完成度で、2010年前後には音楽フェスの定番シューズに。1万8480円(丸紅フットウェア)
初代〜7代目(2001〜2015)







[一周まわって]ラギッドな見た目が足元のコク出しに◎
inov-8
【NEW】4代目 2022
inov-8[イノヴェイト]
フライロック 345 GT CU V2
雨の多い母国英国のマディーな大地をしっかり噛むグリップが特徴。2006年には同社トレイルシューズとして初めてゴアテックスを搭載。防水ながら片足重量345g(27cm)という軽さで、ハイクシーンまで愛用者を広げた。2万4200円(デサントジャパンお客様相談室)
初代〜3代目(2004〜2021)



[一周まわって]山スペックのシェルが街着とも相性抜群!
MAMMUT
【NEW】3代目 2022
MAMMUT[マムート]
アルティメイトⅢ ローGTX
同社のアルティメイトアパレルシリーズに着想を得たオールマイティシューズ。ショーラー社のソフトシェル素材を採用し、しなやかな履き心地を実現するとともに、他にはないスタイリッシュ顔に仕上げている。2万2000円(マムート スポーツグループジャパン)
初代〜2代目(2009〜2012)


※表示価格は税込み
[ビギン2022年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。