特集・連載
ストレートデニムはコートDXでヌケ感上手に!
スニーカー 新・レトロ主義 コレクターや転バイヤーによる争奪戦が勃発! ネットフリマではショーゲキの高値で落札!? 著名人やハイブランドのコラボなど、スニーカー界のトレンドはプレミアものしか勝たん!状態なようで。もちろん、それが悪いとは言わないけど、前衛的なデザインはちょっと扱いづらいし、投機目的で買うのはロマンがないよなぁ、な〜んて思ったり。そこで、ビギンは誰もが安心して履ける"レトロ"に注目! だってスニーカーって毎日の歩みを支えてくれるものだし、何十年と愛され続ける定番やどこか懐かしい顔のスニーカーが、結局我らベーシック好きのワードローブには一番しっくりくるでしょ? え、レトロって古くさく見えない?的な心配も不要。たとえばレトロな要素をMIXしてモダンな顔つきにアップデートしたり、ソールだけ最新のエアに替えてみたり……。程よく"今っぽい"エッセンスが加えられた「新・レトロ」を選びの基準にすれば、時代も年齢も関係なくず〜っとカッコイイ♪ってわけで、ドドンっといっちゃいましょ! この記事は特集・連載「スニーカー 新・レトロ主義」#13です。
“いつもニューバランス”もわかるけどコートに足を踏み入れるべし
濃紺のデニムに合わせるのは、グレーのニューバランスかコードバンのオールデンか。ま、アメカジの基本アイテムだけに正解と言えば正解です。でも、もっと新鮮味がほしいときもある。
その点、アメリカ生まれ欧州育ちという、意外性ありまくりなコートシューズが足元にきたら、どうよ? 欧米では「アメリカ国旗のシューズ」として知られるオートリーは、グリーンに切り替わるヒールやサイドの意匠など、定番スニーカーのアレやコレ的なデザイン要素が山盛り!
コートシューズながらポテッとしたボリューム感デラックスで、ニューバランスやオールデンの代わりを十二分に務めます。というかむしろ、洒脱な抜け感で選ぶなら断然こっち。
実は1982年に米ダラスで生まれ、近年復活を遂げたという由緒正しさもイイじゃないですか。何だか久々に食指が刺激される白スニのニューカマー、正直、アリ寄りのアリでしょ!
今季らしい爽やかな色使いでまとめる
レミ レリーフのニット1万6280円(ユナイト ナイン) トラディショナル ウェザーウェアのシャツ1万9800円(トラディショナル ウェザーウェア ルミネ有楽町店) エルカミーノのパンツ2万4200円(エストネーション) エル・エル・ビーンのバッグ4290円(エル・エル・ビーンカスタマーサービスセンター) ブライトリングの時計97万9000円(ブライトリング・ジャパン)
定番デニムに合わせるのはオールスターでもスタンスミスでもなく……オートリー!
アメリカ生まれ欧州育ちの“じつはな名門”オートリ―を知っとかなきゃマズい!
AUTRY[オートリー]
メダリスト ロー
1985年誕生のアイコンモデルが待望の復刻。足馴染みのいい皮革にスケシューばりのリッチなソールを備え、世にある定番スニーカーのいいところ取り的な完成度だ。2万5300円(トヨダトレーディング プレスルーム)



左/韓流スターが着用して話題に♪ 右/「もっとも優れた靴」と雑誌で紹介されたことも
1982年にテキサス州で誕生。1990年代以降は休止していたが、メゾンのCEOを歴任したパトリツィオ氏が加わり2019年に再始動。今夏、日本にも本格上陸を果たす。韓国の俳優コン・ユが着用したことで早くも話題に。
レトロ顔なボリューム白コートカタログ
登山靴のフィット感を取り入れたクラシックモデル
K・SWISS[ケー・スイス]
クラシック88 VTG
サイドの5本ラインでお馴染みのフラッグシップモデル。こちらはヴィンテージ調のオフ白アッパーやゴールドのDカンでアレンジされた、高級感の増したスペシャル仕様だ。1万2100円(ケー・スイス カスタマーセンター)
さすがはフレンチ!なコートシューズの宝庫ブランド
PATRICK[パトリック]
コート82
ブランド130周年のアニバーサリーとして、80年代のアーカイブを基に復刻されたスカッシュシューズ。シュッとしたトウ回りのフォルムやデザインで当時のレトロな雰囲気を再現した。1万8700円(カメイ・プロアクト)
同郷の名テニスプレーヤーと開発した現代版コートシューズ
On[オン]
ザ・ロジャー センターコート
かのロジャー・フェデラーが開発に参画した街履き向けコートシューズ。同社のランシューでお馴染みのクラウドテックやスピードボードを搭載し、履き心地は雲上級。ヴィーガンレザー製。2万680円(オン・ジャパン)
ラグジュアリーレトロ靴はいまだオールイタリアメイド!
Pantofola d’Oro[パントフォラ・ドーロ]
ARL 2
足の感覚を最重要視するサッカースパイクをルーツとするブランドだけあって、ヌバックレザーがじつに足馴染みよし。乳白がかったオフホワイトだから、さまざまな着こなしにハマる。3万6300円(カメイ・プロアクト)
※表示価格は税込み
[ビギン2022年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。