特集・連載
お洒落のプロも魅力を再認識! 原点回帰な白スニが今じつは新鮮なんです
スニーカー 新・レトロ主義 コレクターや転バイヤーによる争奪戦が勃発! ネットフリマではショーゲキの高値で落札!? 著名人やハイブランドのコラボなど、スニーカー界のトレンドはプレミアものしか勝たん!状態なようで。もちろん、それが悪いとは言わないけど、前衛的なデザインはちょっと扱いづらいし、投機目的で買うのはロマンがないよなぁ、な〜んて思ったり。そこで、ビギンは誰もが安心して履ける"レトロ"に注目! だってスニーカーって毎日の歩みを支えてくれるものだし、何十年と愛され続ける定番やどこか懐かしい顔のスニーカーが、結局我らベーシック好きのワードローブには一番しっくりくるでしょ? え、レトロって古くさく見えない?的な心配も不要。たとえばレトロな要素をMIXしてモダンな顔つきにアップデートしたり、ソールだけ最新のエアに替えてみたり……。程よく"今っぽい"エッセンスが加えられた「新・レトロ」を選びの基準にすれば、時代も年齢も関係なくず〜っとカッコイイ♪ってわけで、ドドンっといっちゃいましょ! この記事は特集・連載「スニーカー 新・レトロ主義」#07です。
お洒落のプロが今また手をのばしてる!
エア フォース 1白[愛用者の告白]
90年代半ばに米・東海岸のヒップホップアーティストたちが頻繁に履き、日本では洋楽ブームがその人気を後押ししたエア フォース 1。最大の美点は、主張控えめな白いスッピン顔と、バッシュ由来のボリューム感ですよね。それが、トップスもパンツもゆったりでインパクトが強い現代のスタンダードに見事マッチしたのでしょう。
セレクトショップでは入荷してもすぐに売り切れるほどの人気なんだとか。ハイテクだなんだと多様な流行にやや食傷ぎみな現代にあって、若者にはスッピン顔が新鮮に映り、ビギン世代には原点に立ち返る懐かしさがある。
事実、今セレクトショップの第一線を張るお洒落のプロも、今またエア フォース 1の魅力を再認識しているんです!
1990年代のヒップホップを筆頭にそれぞれの時代のファッションアイコンが履き続けているからだ!

時代を超越した定番ながら周期的に注目される理由のひとつ、それが各時代のファッションアイコンに着用され続けていること。その最たるが、ロード・フィネス(左)やジェイ-Z(中央)、NAS(右)など、90年代半ばのヒップホップ人気を支えたアーティストなのだ。
ベンチマークにして新しい90s傑作スニーカーの白
NIKE[ナイキ]
エア フォース 1
1982年発売の、ナイキ エア テクノロジーが史上初めて取り入れられたバスケットボールシューズ。その隙のないデザインで、スニーカー史のベンチマークとも言える存在に。1万2100円(ナイキ カスタマーサービス)
ストリートな太パンに負けないボリュームがイイ
ビームス プレス
秦 拓也さん
自分ほぼ毎日太パンなんで、めっちゃ履くんですよ。見慣れた顔だけどそれを今の服に合わせるのが新鮮で、とくに最近は出番多め。定番のタック入りチノもストリートに仕上がるんです♪(秦さん)
控えめだけどしっかり足元をまとめてくれる
ファーストハンド バイヤー
森畑優太さん
もとはダンク派。ですがイイ意味で控えめなデザインの偉大さを再認識して入手しました。今日のゆったり&モノトーンな大人の休日着に合うスニーカーって、これ以外にありません!(森畑さん)
著名デザイナーやアーティストへの憧憬が詰まってる
グリーレーベル リラクシング プレス
児玉孝志さん
ヒップホップアーティストから著名デザイナーまで履くスニーカーってこれくらいでは? そんな背景が好きでじつは長年愛用。ラルフ ローレンの古着ビッグシャツを羽織ればまさに90sです。(児玉さん)
もちろんデニムパンツにも抜群に合います♪
アーバンリサーチ ドアーズ ブランドPR
小沼野 洸さん
くるぶしを見せて軽快に履くのもあり
417 エディフィス テラスモール湘南店
遠藤 巧さん
※表示価格は税込み
[ビギン2022年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。