特集・連載
快適化が止まらない! 名作スポサンの“微差”こそ“大差”
靴&鞄ブランド大研究 “本当に必要なモノ”が明白になったコロナ禍の今だから……、“快適なモノ”しか身に着けたくないストレスフルな今だから……、ちゃんとした背景のあるモノしか欲しくない! というわけで、これから10年廃れない&心地よ~く過ごせる、をテーマに全99の靴&鞄ブランドを徹底研究いたします。 この記事は特集・連載「靴&鞄ブランド大研究」#32です。
解放感と衝撃吸収力に秀でたソールを兼備したスポーツサンダル。今や“流行”から“定番”へとすっかり定着しましたが、今季も有力メーカーのアップデートが止まらない模様。今年も足が喜んじゃうな
1.テバ
「1.2cm」の厚底化でクッション性アップ!
TEVA[テバ]
ハリケーン XLT2(アンプソール)
ブランドのアイコン「ハリケーン XLT2」がアップグレード。昨今のランニングシューズのトレンドでもあるぶ厚いミッドソールを採用し、圧倒的なクッション性を実現。脚長効果も期待でき、う~んリッチ! 移動距離がかさむレジャーシーンでも気兼ねなく履き倒せる。再生素材を増やすなど地球環境への配慮も。9680円(デッカーズジャパン)
ついでにスタイルアップ
左/従来のハリケーン 右/ハリケーン XLT2(アンプソール)
スポサン+ソックスといえばココ!
TEVA[テバ]
Since 1984 アメリカ
世界で初めてストラップ付きのスポーツサンダルを開発。川下り中に使えるフットウェアがないからと足首固定のストラップをビーチサンダルに取り付けたのがきっかけだ。
2.スイコック
ソールを噛み合わせ「3.5cm」のコンパクトサイズに
SUICOKE[スイコック]
ガット
スポサンの履き心地からは離れられないけど、ビーサンの携行性も捨てがたい。山や海などのアクティビティのアフターであればなおさら。そこで搭載されたのが、ウェーブ状にシェイプした溝を持つビブラムソール。ラグ部が高く、厚く歩行性に優れながら、下の写真のようにピタリと噛み合うという発想の妙に手を合わせて拍手! 1万5400円(オージー)
ピタリと噛み合う
ファッション好きから厚い支持
SUICOKE[スイコック]
Since 2006 日本
デザイナーズブランドとの別注が数多いシューズブランド。世界初のビブラムソール搭載サンダルを発表し、ビブラム社とタッグを組み意欲的なサンダルを世に送り出している。
3.シャカ
「2cm」幅広になって偏平足でも快適
SHAKA[シャカ]
ネオ ハイカー AT
シャカの定番「ハイカー」にはやや幅狭だという声が寄せられていた。そこで屈曲性が高く、「全地形対応(All Terrain)」という名のソールを採用した新作が登場! 幅広かつ内振りの足型に沿った形でフィット感も上々。もはやサンダルという枠を超えた快新作へと進化している。グルカサンダルらしい色みも◎。1万1880円(ブルームーンカンパニー)
左/ネオ ハイカー AT 右/従来のハイカー
巧みなベルト使いに定評アリ
SHAKA[シャカ]
Since 2013 南アフリカ共和国
アフリカの伝統的な編み上げの履き物をモチーフにしたサンダルを、南アフリカ共和国の自社工場にて製作。一時その歴史が途絶えるも、2013年に日本人の手により復活を果たす。
4.キーン
薄ソールだからつま先「90°」曲がる!
KEEN[キーン]
ドリフト クリーク H2
こちらは逆に、ソールの厚みを薄くすることで快適さを増すアプロ―チを選択。屈曲性に優れ、シューレースとの組み合わせによりワンタッチでフィットを調節できる着脱の容易さも魅力。さらには足袋のように親指部が独立して動かせるスプリットトウを採用し、つかみはOK! 鳶職人のように自在に動き回れそうだ。1万450円(キーン・ジャパン)
ぐにゃり
ハードなアウトドアで大活躍!!
KEEN[キーン]
Since 2003 アメリカ
トウプロテクションを備えたサンダルを考案し、「靴を超えたサンダル」として新たなジャンルを開拓。数多のアウトドアズマンが現場で履くシューズとして業界内でも評価高し。
※表示価格は税込み
[ビギン2022年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。