1963年、カール・ビルケンシュトックが矯正機能を持つフットベッド付きのサンダルを開発。以来“心地いい”を追求し続け、今やこんなにバリエーションが! ブランドを象徴するダブルストラップの定番型でソールの違いを比べてみました。
“心地いい”が止まらない! ビルケン選びの最適解は?
10年履くならビルケングリップ+ホーウィンレザーがベスト!
元祖“心地いい”サンダルといえばフットベッドを装着した、ビルケンシュトック。その履き心地は今も進化を続け、ソールだけでもこんなに種類があるって知ってました?
そして今季、“10年心地いい”を具現化する新ソールが登場したんです。その名も“ビルケングリップ”。アウトソールをクッション性に優れたEVAとすり減りにくいラバーを組み合わせて2層構造にしたことで耐久性がグンとUP。
さらに、アメフトのボールに使用されるホーウィン社のフットボールレザーを採用しており、アッパーも丈夫で長持ちというわけ。グッドエイジングも期待できます!
2022年[EVA+ラバーが新定番の予感]ビルケングリップ
BIRKENSTOCK[ビルケンシュトック]
アリゾナ フットボール
従来のオリジナルフットベッドにおけるアウトソール部をEVA+ラバーの2層構造へと進化させたビルケングリップソールを初採用。アッパーはエンボス加工されたホーウィン社のフットボールレザー。頑丈なうえ、独自の凹凸が高級感すら漂わせる。2万4200円。
10年履ける秘密は“底”にあり
EVAオンリーだったアウトソール層を2層に複雑化。接地面を擦り減りにくいラバー、クッション役をEVAと明確に役割分担させたことで、耐久性と快適性を両立した。
[足裏から心地いい世紀の発明]オリジナルフットベッド
BIRKENSTOCK[ビルケンシュトック]
アリゾナ
こちらは1973年に誕生したロングセラーのアリゾナ。足馴染みのいいオイルドレザーにオリジナルフットベッドを搭載した定番だ。素足で砂浜の上に立っているかのような快適さ! 1万5400円。
①目の粗いジュート
②コルク&ラテックス
③目の詰まったジュート(麻)
④スエードライナー
クッション性に優れた②コルク顆粒に天然ラテックスを配合し、①と③の異なる粗さのジュートでサンド。その上に汗をよく吸う④のスエードを重ね、焼き上げる。するとヴァルカナイズド製法などでもお馴染みの加硫反応で固まり、適度な柔らかさのソールが完成!
2015年[水を気にせず丸洗いもOK!]オールEVA
BIRKENSTOCK[ビルケンシュトック]
アリゾナ EVA
ストラップの留め具以外は総EVAで成型されたモデル。軽さ、柔らかさに富み、ビーチサンダル感覚で取り回しが容易。オリジナルフッドベッドで培った足裏形状はそっくりそのままだ。5500円。
2015年[油の上でもスリップしない]スーパーグリップ
BIRKENSTOCK[ビルケンシュトック]
アリゾナ スーパーグリップ
さまざまな職業のために専門性を高めた“プロフェッショナルシリーズ”で用いられているスーパーグリップソールを搭載。防滑性が高く地面をしっかり捉える。アッパーはエコレザー。1万1550円。
2022年[あらゆる地形に対応]ポリウレタン3層構造
BIRKENSTOCK[ビルケンシュトック]
クロスエレメント タタコア
2020年登場のスポサンシリーズで採用。コルク材の代わりにポリウレタン素材のミッドソールをアウトソールと一体形成し、弾力性のある熱可塑性ポリウレタン樹脂で補強した3層構造。2万3100円。
心地よくてお洒落♡を究めたサンダルの名門
BIRKENSTOCK[ビルケンシュトック]
Since 1774 ドイツ
なんと約250年の歴史を誇る底知れない老舗メーカー。何百年も前から整形外科的なインソールを得意とし、1963年より製造され始めたサンダルをきっかけに全世界的な評価を獲得する。
※表示価格は税込み
[ビギン2022年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。