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なんとなく知っているけど、触ったことがないだけにそのじつはよく知らない……。それが楽器の世界でもあります。だからでしょう。弾くでなく、聞くだけで楽しめるウンチクには事欠かないんです。

 

“耳”ペディア 01
オーケストラの給料って、じつは基本み~んな同じ

オケの花形であり、常に忙しく&気を張って演奏しているように見えるバイオリニスト。反面シンバルやトライアングルのように暇そうな(←失礼)楽器も。でも、多くのオケは楽器による給与の差のない完全固定給だとか。出番によらず支給される報酬額は一律なのだ。

 

“耳”ペディア 02
ムチってじつは打楽器

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想像しただけで顔が“笑む”人がいるかもしれないけど……、いろんな意味での武器として知られるムチは、じつはオーケストラで用いられることも。打つ音やふるう音をそのまま使う打楽器として。例えばラヴェルの「ピアノ協奏曲ト長調」の冒頭で一撃打たれている。

 

“耳”ペディア 03
エレキギターってじつは日本人が発明!?

一説にはレス・ポール氏だ、いやそのもっと前だと諸説入り乱れ、真相は神のみぞ知るというのが通説。ただ日本でも1930年代半ば、発明家・政木和三博士がまったく独自に、磁石とコイルでギターの金属弦の振動を音に変え、スピーカーにつなげる術を考案している。

 

“耳”ペディア 04
バイオリンの弓ってじつは馬の尻尾でできてる

イオリンの弓ってじつは馬の尻尾でできてる

バイオリンやチェロの弓に張られているのは馬の尻尾の毛で、1本の弓あたり約150本の毛が束ねられているそう。尻尾の毛には目に見えないほどの小さなコブがあるため、摩擦効果を高め、バイオリン属特有のすすり泣くような妙なる音色を生み出すのだとか。

 

“耳”ペディア 05
ユーフォニアムとチューバって見た目はほぼ一緒だけどじつは大きく違う楽器だった

ユーフォニアムとチューバ

右がチューバで左がユーフォニアムですが、姿かたちはほぼ一緒でしょ? ある意味非常に似てるけれど、ユーフォニアムはじつはサックスから発展して、偶然にもチューバに似た形に落ち着いたもの。ユーフォニアムのほうが音の高さが1オクターブ上という違いも。

 

“耳”ペディア 06
ピアノの鍵盤ってじつは黒と白が逆だった

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ピアノの鍵盤が今の配色になったのは19世紀。それまではというと、白と黒が逆で、黒が基調だったとか。なぜ今の白基調の配色へと逆転したのか、残念ながらその理由は明らかになっていないけれど、モーツァルトの時代までは黒の鍵盤を弾いていたってわけ。

 

“耳”ペディア 07
マラカスの中身ってじつは種子や小石が入ってる

カラオケでの盛り上げアイテム、マラカス。本チャンは、ヤシ科の植物「マラカ」という木の実を乾燥させたものがボディに。元来はその中に植物の種子や小石を入れていたけれど、最近では耐摩耗の観点から金属粒を入れたものが主流だ。シャンシャカシャ~ン♪

 

“耳”ペディア 08
サックスって金管楽器かと思いきやじつは木管楽器

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金属ボディだから金管楽器と勘違いするのも無理ないけど、木管楽器=木製とは限らない。定義はその構造。リコーダーのように一本の管状になっていて、吹き口にリードという木の板が付いているのが木管楽器。サックスも、曲がってはいるけど一本の管なのだ。

 

“耳”ペディア 09
世界で初めて宇宙に行った楽器ってじつはハーモニカだった

NASAの宇宙飛行士ウォーリー・シラー氏が、宇宙空間で楽器を鳴らすとどうなるか実験するためハーモニカを持ち込んだ……というのは半分ウソで、ウォーリー氏が単純にペンダントとしてミニハーモニカを首にぶら下げていただけ。宇宙初楽器の名誉はタナボタ!?

 


[ビギン2017年12月号の記事を再構成]
文/礒村真介 黒澤正人 押条良太(押条事務所) トロピカル松村 宮嶋将良(POW-DER) イラスト/ TOMOYA 田中 斉

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