自給自足で作られる素朴にして贅沢なニット
ジョン スターナーのニットシリーズ
ノームコアなる究極的にシンプルなこなしが数年前より流行ってますが、スウェーデン発のご覧のニットは生産背景からして超シンプル! 普通のニットは、オーストラリアやニュージーランドなど有名な産地で買い付けた羊の毛を使用するもの。なのにこちらは自給自足、つまりオーナー兼デザイナーが所有するスウェーデンの農場で育た羊の毛を使用しています。しかもウェアの編み立ては、そこで働く職人による完全ハンドメイド。トレーサビリティ的観点からしても、ここまで透明性が高いニットって他にあります?
そんな“農務コア”な背景が貢献し、製品はじつに味わい満点。ザックリしていながらフワッと柔らかなタッチは、なんつーかこう、農家のお母さんが家族のために丁寧に編み上げた昔ながらのニットを纏ってる気分にさせてくれるんですよ。もちろん大切にケアすれば一生モノ。効率優先の今の時代、ある意味で最も贅沢なニットですよ!
ハンドメイドならではの風合い
“育てる”から“製品”までブランドのお手製
ジョン スターナーのニットは全製品に黄色のイヤータグが付属し、使用した羊毛をトレースできるようになっている。タグには編んだ職人の証となるサインも記入されている。
ファッション小物も充実!
ウェアのほかアクセサリー類も充実。これらも自社農場で丹誠込めて育てた羊の毛を用い、編み立てたもの(小物はマシンメイド)。マフラー2万円、ニットキャッブ各1万1000円。
スウェーデンの人気アウターブランドを率いるアレキサンダー・ストゥッテルハイム氏が、’17年秋冬に始動したニットブランド。自社牧場ではさまざまな羊を飼育するが、主に使用するのはゴットランドシープと呼ばれる、柔らかくクリクリした毛の品種だ。クルー、タートルネック各8万4000円。
(問)シップス 銀座店
TEL.03-3564-5547
https://www.shipsltd.co.jp/
※表示価格は税抜き