特集・連載
新たな眠りの宇宙へと誘われてみませんか? 体圧分散で足の疲れを取るマットレス
睡眠学習帳 寝つきが悪いのはわかってる。でも何をしたらいいのやら? で、結局そのまま次の夜を迎える……。そんな見て見ぬフリはもうやめて、本気で睡眠改善に着手してみては? ここでしっかり学習して、グッスリ快眠→目覚めスッキリ→日中快適!を目指してみよう。 この記事は特集・連載「睡眠学習帳」#03です。
NASA提唱の姿勢で毎晩が無重力体験!?
脚を上げる浮遊姿勢が理想的!
枕に続いて見直すべきは、その身を預けるマットレスでしょう。例えばソファのようにバフッと沈む心地よさも捨てがたいですが、実際にソファで寝落ちすると眠りが浅く物足りないもの。つまり、マットレスも枕同様「睡眠の質」にフォーカスし、科学的見地から理に適ったモノを選びたいところ。
膝下を高い位置に上げると血の巡りがよくなることはご存じでしょうか。それをごくナチュラルかつ違和感のない段差で巧みに導入したのがこのマットレスです。
枕と同じポリエチレン素材でフワッと足を持ち上げるのがミソ。ちなみにこのポジション、NASAが提唱する「中立姿勢」を再現。無重力空間の浮遊時に自然ととってしまう体勢であり、人体に最も負担が少ない姿勢を促すというわけ。さぁ、新たな眠りの宇宙へと誘われてみませんか?
寝そべって数十分後のα波含有率が2倍になるとか!?
BRAIN SLEEP[ブレインスリープ]
ブレインスリープ マットレス
実際に寝転んでみると高低差はごくわずかのため「言われてみれば、ちょっと浮いてるかな?」と感じるくらいのレベル。こちらは手持ちのマットレスの上に敷いて使用するオーバーレイタイプだ。厚み5cm(脚部9cm)。シングル8万8000円~(ブレインスリープ)
「上げる」ことで重だるさを解消
NASA提唱の「中立姿勢」に近い体勢となることで、重力のため戻りにくくなった末梢の血液が体の中心に帰還し、深部の熱を引き受けて末梢へと舞い戻る。そのため深部体温が下がって深い眠りに導かれる……。宇宙では地上よりも短時間の眠りで疲れが取れるとのコメントを残す飛行士もいるとか。
ナナメがキモ!
余分な「熱を放出」
弾力性に優れたチューブ状の繊維を立体的に絡み合わせることで、製品体積の90%以上が空気となっている。寝返りをうつたびに繊維の間から空気が逃げるので、熱や湿気がこもらず寝具内の温度を常に快適に保ってくれる。
ここ重要

丸洗いできる素材であることはもちろん、上1/3部分は硬さが5グラデーションの構造になっているため、肩が内側に入るような睡眠姿勢を促す。これにより大胸筋が縮まり、睡眠中に深く呼吸しやすい姿勢になる。
※表示価格は税込み
[ビギン2022年2月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。